銀行ATMから引き出した新札に「陰謀論めいたメッセージ」が…紙幣への落書きは“犯罪”と思いきや「直ちに違法な行為とは言い切れません」
いったいどこで使えばいいのか
いかがだろうか。お金にいたずらをする行為は、紙幣は“好ましくはないものの罪ではない”、硬貨は“明確にNG”という、なんとも不思議な決まりになっていることがわかった。では、YouTubeなどで流行している“コイン磨き”はどうなのだ……などと検証していくとキリがないのだが、とにかく紙幣も硬貨も余計なことはせずに素直に使うことをおすすめしたい。 そんなことより、謎のスタンプが捺された新1000円札を手にしてしまった筆者は大いに困ってしまった。こんな紙幣、いったいどこで使えばいいんだ。少なくとも近所のスーパーや書店のレジでは出したくない。最寄りの銀行や、日本銀行の支店などの窓口に行けばきれいなものと交換してもらえるようだが、今のままでも使うことはできるのだから、わざわざ銀行に行くのも手間である。 結局、自動販売機や券売機で黙って使うしかないか……、でも、受け取った人は嫌だろうなあ……などと頭を抱えてしまい、使うことができずにまだ手元にある状態だ。とにかく、主張があるならデモでもやればいいと思うし、紙幣にいたずらをするのは慎んでほしいものである。 ライター・宮原多可志 デイリー新潮編集部
新潮社