三菱商事が出資、「データビジネス」に挑む電子決済企業
大高 敦(おおたか・あつし)/1970年生まれ。1992年三菱商事入社。同社のイノベーション事業グループビジネスクリエーション部シニアマネージャーなどを経て、2008年トランザクション・メディア・ネットワークスを設立。代表取締役就任(撮影:梅谷秀司)
クラウド型電子マネー決済サービスを手がけるトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN、<5258>)。2008年に三菱商事(8058)とトヨタファイナンシャルサービスの共同出資により設立され、2023年4月に東証グロース市場に上場を果たした。小売店舗などへの接続端末数は2024年1月現在90万台を超え、取り扱う決済サービスはクレジットやQR・バーコードなど45を数える。一方、中長期には電子決済サービスの事業基盤を活用し、POSなどの流通関連サービスである情報プロセシング事業の拡大を目指している。ビジネスモデルの強みや、今後の成長戦略について、設立時から社長を務める大高敦氏に聞いた。
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川上 清市