Travis Japan川島如恵留、念願の声優初挑戦で全力出し切る「『こんな声も出せるんだ』と思ってもらえたら」【インタビュー】
7人組グループ・Travis Japanの川島如恵留(29)が、日本テレビ、BS日テレ、RAB青森放送で放送中のTVアニメ『多数欠』で声優に初挑戦。グループとして第2クールOPテーマ「Fly Higher」(12月4日発売2nd アルバムより先行配信中)を担当している。自身もアニメ好きだという川島がORICON NEWSなどの合同取材に参加し、念願かなった声優業に臨む心境や試行錯誤したアフレコの裏側を振り返った。 【画像】川島如恵留が声を務める葛西甲斐 2013年よりマンガアプリ「GANMA!」にて連載がスタートした宮川大河氏によるWEBコミックを2クールにわたって放送。今作は“多数派が失われる”過酷な生き残りゲーム『多数欠』に巻き込まれる少年少女たちが運命を切り開いていく姿を描く物語。原作コミックスの第1部・第2部までの物語が描かれる今回、第2クールで主人公たちが対立する強敵の一人・葛西甲斐役を川島が演じている。 ■先輩・宮田俊哉から本気のアドバイス「思いっきり1回やってみて」 ――川島さん自身もアニメが好きとお聞きしていましたが、率直に今回選ばれた時はどのような印象でしたか。 すごく喜びました(笑)。「T.G.I Friday Night」という楽曲のミュージックビデオ(MV)の撮影が終わり『さぁ帰りますか』となった時に『実は、Travis JapanでOPテーマが決まりました!』、そして『如恵留が声優をすることになりました!』と言われて、僕もすごく喜んだし、メンバーもみんな一緒に喜んでくれて、みんなでガッツポーズしました。 ――その場で、祝福ムードだったんですね。 個人としてはずっと夢だったお仕事でもありましたし、いざ決まると最初はうれしいですけど、徐々に緊張に変わっていくようなグラデーションもあり…でもずっと楽しみにしていました。うれしかったです。 ――今回はOPテーマも担当されますね。 海外の方に『日本の曲を何か聞いたことある?』って聞いたら、大体アニメの曲を答えるじゃないですか。Travis Japanでデビューして、“ジャパン”とつくからには“ジャパン”のコンテンツとして『いつかアニメーションという世界に自分たちの曲が関われたらうれしいね』とずっと言っていたんですけど、Travis Japanの夢がひとつ叶って、その上で、僕個人としての夢もかなった。決まったときは『ひとつうれしい報告があります。Travis Japan、アニメOPテーマ決まりました!』と言われて、うわ~!ドカーンとその場が沸いて…あの瞬間は忘れられない。みんなが本当にガッツポーズして喜んで『やったぜ!』って言っていたら『如恵留が声優に決まりました!』って。すごくいい雰囲気だったし、うれしいですよね。OPテーマは作品のイメージに結びつくものだと思いますので、担当させていただけることは本当に誇りに思います。 ――事務所の先輩でも声優のお仕事をやっていらっしゃる方もいますが、どなたかに連絡を取ったり、アドバイスをもらったりしたことはありましたか。 (Kis-My-Ft2の)宮田(俊哉)くん。公表前は誰かに話しちゃいけないものだと思って、ずっと黙っていたんです。合同コンサートのときに、Travis Japanとキスマイ兄さんが同じフロートで外周を回っていたんですけど、待機時間に宮田くんが僕のところに来て『トラジャのマネージャーさんから聞いたんだけど…』って(笑)頑張って言わないようにしていたのにマネージャーさんが言っちゃうんかい!みたいな(笑)。そこで『こういうことに気をつけた方がいいよ』とか『こういうところに、習いに行っているよ』など、いろんなことを教えてくださりました。この喜びを共有できると同時に、責任も知っている方から直接アドバイスいただけたことは貴重な機会で、本当に助かりました。自分が思っている以上に『これはやりすぎかな』というくらい演じてみて、その振り幅の中で、監督に『この人だったらこれくらいできるんじゃないか』と思ってもらえることもある。だから、思いっきり1回チャレンジしてみて、そこから直していく過程を楽しんで、とアドバイスいただいたのでそれを意識してできたんじゃないかな。 ――じゃあ、アフレコ中は宮田さんのアドバイスが思い浮かんだりしましたか。 そうですね、ずっと宮田くんの顔がここ(顔の横)に(笑) ――完成したら、観てほしい人や(このインタビューは)公表前なので早く伝えたい人はいらっしゃいますか。 それこそ宮田くんは絶対に観てほしいですし、佐久間(大介)くんもそう。ずっと前からいっぱい話をしていたので発表されたら報告したいです。宮田くんはアニメ関連のイベントにたくさん出演されているので、『多数欠』という作品をぜひ観ていただいてそこで『超面白いからみんなも観て!』ってどんどん言ってほしい(笑)。あの宮田くんが言うなら絶対でしょ!みたいな(笑)宮田くんとか佐久間くんとかにもハマってほしいな。 ――メンバーの中でいうと中村海人さんもアニメ好きですが、中村さんからは反応はありましたか。 全員で楽屋にいると、それぞれドラマや舞台だったりの台本を読み込んだりしているのですが、僕が『多数欠』の台本読みながらiPadに ダウンロードした映像に秒数を書き込んだりしているのを見て『なにをしているの?それすごいね』みたいな話を色々してくれました。多分、彼は素直じゃないから(笑)直接は言わないですけど『自分も挑戦したいな』って多分思っているんだろうなとか(笑)。でも『いつか、みんなでできたらいいよね』みたいな話はしていました。