元レンジャーズの秋信守が現役引退 韓国出身選手最多のMLB通算218本塁打
◆ MLBで16年間、KBOでは4年間プレー MLBで16年間プレーした秋信守(チュ・シンス)外野手(42)が現地時間7日、韓国で引退会見を開き、正式に現役引退を発表。米国時間7日にMLB公式など複数メディアが報じた。 秋信守は韓国での高校卒業後、KBOを経ずに米国へ渡り、2000年にマリナーズとマイナー契約。2005年にMLBデビューを飾り、翌2006年からインディアンス(現ガーディアンズ)に移ると、2009年から2年連続で「シーズン打率3割、20本塁打-20盗塁」をマーク。2013年にはレッズで自身3度目の「20-20」を達成した。 2014年から7年契約でレンジャーズに加入し、2015年に韓国人選手初のサイクル安打を記録。2018年には韓国人野手として初のオールスターゲーム出場を果たした。2019年にはアジア人選手で初めて通算200本塁打に到達するなど、自己最多の24本塁打を放った。 2020年までMLB4球団で通算1652試合に出場し、打率.275、1671安打、218本塁打、782打点、157盗塁、OPS.824をマーク。今季9月に大谷翔平(ドジャース)がMLB通算219号を放つまで、アジア人最多本塁打記録の保持者だった。 2009年に開催されたWBCでは韓国代表としてプレーし、日本との決勝戦で岩隈久志から本塁打を放った。レンジャーズ退団後の2021年からKBOのSSGランダースに所属し、2022年には自身初の韓国シリーズ制覇を経験。シーズン終了後の現役引退を表明して今季を迎え、4月には米韓通算2000安打を達成。4シーズン通算で打率.263、54本塁打、51盗塁、OPS.812という成績だった。
BASEBALL KING