【F1】元チャンピオンが絶対王者の移籍報道に私見「マックスには、ほとんど諦めのようなものがある」、海外メディアは移籍先候補2チームを挙げる
F1レッドブルのマックス・フェルスタッペンは現地9月15日に行なわれたアゼルバイジャンGP決勝で5位フィニッシュ。これで7戦連続優勝無し、ドライバーズランキングで2位ランド・ノリスに59ポイント差と徐々に追い込まれている。3連覇中の王者はマシンの問題を訴えており、他チームへ移籍するのではないか、との海外報道も出ている。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! F1専門メディア『GPblog』によると、元F1チャンピオンのデイモン・ヒルは「マックスには、ほとんど諦めのようなものがあると思う。彼はいくつかの改善点についてチームに言っているけど、チーム内には大きな問題がある。無線で『僕は満足していない』と言うだけではだめだということを理解しているのかもしれない」と話した。 また、「彼が他のチームと話しているという話がいろいろあったよ。彼は未来を考えなければならない、これからの進むべき方向はどこにあるのか、もしレッドブルが競争力を持っていないなら...もしかしたら、彼は自分の将来が決まっているのかもしれない。すでに彼は移籍することを分かっているので、わめき散らす必要はないのかもしれない」と続けた。 同メディアはフェルスタッペンが迅速に移籍するとは考えていないとしつつ、来季以降に可能性があるとしたらメルセデスとアストンマーティンが優位性を持っていると主張。父・ヨス氏とメルセデスのチーム代表トト・ウォルフ氏が友好的な関係を築いているとし、両者が正式な契約ではなく、握手で加入に合意した、との噂を紹介した。アストンマーティン移籍については、先日レッドブルから加入したエイドリアン・ニューウェイ氏の影響が大きいとした。 今季コンストラクターズチャンピオン獲得が厳しいレッドブル。フェルスタッペンのドライバーズチャンピオンを死守することで、絶対王者の流出を防ぐことはできるだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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