札幌がJ1残留へ窮地…ドロー決着にペトロヴィッチ監督「J2に落ちたとしてもクラブをサポートしてほしい」
札幌はアウェー湘南戦で1-1ドロー
北海道コンサドーレ札幌は11月9日、J1リーグ第36節でアウェーの湘南ベルマーレ戦に挑み1-1で引き分けた。降格の可能性も高まっているなかで、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「結果を受けて色々な感情。整理が追い付かない」と心情を露わにした。 【写真】「喜びの涙がでた」札幌サポーターが退団の選手に向けて掲げた横断幕 札幌は第35節終了の時点で8勝9分18敗。勝ち点33で19位となっている。残り3試合。札幌が敗戦し、同日に17位柏(勝ち点39)がアルビレックス新潟との試合で引き分け以上となった場合は、自動降格圏が確定してしまう状況だった。 札幌はアウェーで勝ち点3を狙うべく湘南ホームに乗り込んだが、先制を許す苦しい展開に。それでもMF駒井善成のヘディング弾で追い付き、1-1のドロー決着となった。 今節での降格はなくなったものの、残留に向けて厳しい状況は変わらず。試合後の会見でペトロヴィッチ監督は「結果を受けて色々な感情。整理が追い付かない」としつつも、「後半は2点目を取れてもおかしくなかった。非常に素晴らしい戦いはできた。選手たちはあきらめず戦ってくれて、誇りに思う」と、パフォーマンスには満足した様子だった。 それでも、「クラブを支えてくれるパートナーサポーターも支えてくれている。降格することがあれば、残念なこと。結果を受けて誰が問題だったかと言えば私も降格につながった一因だと思う。降格ありきのコメントはどうかと思うが、素晴らしいサポーターにお願いがあります。J2に落ちたとしてもクラブをサポートしてほしい。J1に上がる力を皆さんに貰いたい。非常に厳しい結果、痛みがあって次に前進していける。引き続き応援してもらえると私も嬉しい」と語っている。 札幌は残り2試合勝利が必須条件のなか、アウェーで優勝争いをしているサンフレッチェ広島と対戦する。
FOOTBALL ZONE編集部