金融業で夏の賞与「50万円」もらえたのですが、これって業界内では少ないですか? 全体で見ると多いほうでしょうか…?
6月や7月は夏の賞与月として賞与をもらった人は多いでしょうが、自分の賞与額が周りと比べて多いか少ないか気になる人もいるかもしれません。金融業で夏の賞与が50万円もらえた場合、金融業で見たら少ないのでしょうか、全業界で見たら多いのでしょうか? 本記事では、金融業とそれ以外の業界の平均賞与などを解説するので、気になる人は参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
金融業で夏の賞与50万円は多いの?少ないの?
各種業界における賞与額は、国税庁の民間給与実態統計調査で公表されており、平均賞与額について分かります。ただし、記載されている賞与額は1年間を通じてのもので、夏の賞与額を比較する場合は、基本的には年に夏と冬の2回の賞与があると仮定して、半分の金額を参考にしてください。 2022年のそれぞれの業種における年間の平均賞与は、図表1のようになります。 図表1
国税庁長官官房企画課 令和4年分民間給与実態統計調査を基に作成 金融業で50万円は業界平均からみると下回っていますが、全体平均からみると上回っています。それぞれの業界において平均賞与額には違いがあり、この違いは業界ごとの年収にも影響を与えています。 ■夏の賞与額は企業や業界で大きく違う 夏の賞与額は企業や業界で大きく違います。また、賞与の計算方法にも違いがあります。例えば、基本給をベースとして賞与額を計算する企業もあれば、実績などをベースとして賞与を計算する企業があるなどさまざまです。同じ企業内でも実績によって、賞与額が倍以上違うなどということも少なくありません。 ほかにも、同じ業界に属していても会社の規模でも賞与には違いが生まれるため、一部の賞与額が多い企業が平均を底上げしていることも考えられます。それでも、自分がもらっている賞与額が周りと比較して、多いか少ないか気になるのは自然といえるのではないでしょうか。 夏の賞与額を上げるには、会社の賞与制度について理解して、実績を残すなどの努力が必要です。