50代女性がタイミーに挑戦してわかった、自由な働き方の“光と影”。クレーマー対応や謎の時給カットも…稼げた金額は
ここは15回目!男性フリーランスタイミーさん
カフェが大変だったが、また働きたい求人が出てきたので応募してしまった。市場での野菜を詰めるだけの人気のお仕事だ。勤務も朝9時からとそんなに早くない。大きな市場の中にあるお店で今日やる仕事は玉ねぎの袋詰め。北海道産と書かれビニール袋に小さめの玉ねぎ2つを一気に取って下に入れて、大きめの玉ねぎ1つを上にぴったり隙間なく入れる。これが意外に難しい。持参した軍手が大きすぎてうまく詰められなかったので、素手で詰めたら手先がガサガサになってしまった。 ここでも40代の男性タイミーさんを発見。なんとこの市場のお店は15回目で「それならレギュラーバイトになった方がいいのでは?」と聞いたら、本業のデザインの仕事があるから、入りたい時だけ入りたい。なおかつ、ここは黙々と作業に没頭できるので気に入っているそうだ。逆に私はこんなに一生懸命詰めなくても、客が買いたい分だけ袋に詰めればいいのでは?と思ってしまい、途中からかなり面倒くさくなってきてしまった。 他のバイトもしているというので、この近辺でもっといい仕事場ないか、色々聞きたかったのに、仕事が終わると速攻で帰っていってしまった。時給1165円×5時間、10分の休憩ありで4946円。
「本を売るなら」ユーズド店はいちばん楽しかった
他にも「本を売るなら」のCMでお馴染みの中古品部門での子供服の値段付けをやった。500円、800円、1200円の値札をつけて、陳列する。 この日タイミーで一緒になったのは、40代の既婚女性で、本業は美容師さんのパートだが、他の仕事をやってみたくてタイミーを始めたとのこと。タイミーは、派手なネイル禁止のお店も多いが、彼女は美容師だけあって、髪の毛とネイルはバッチリだった。2人で一緒におしゃべりしながら値付けをしていたら、あっという間に3時間が終了。かわいい子供服に触れてほっこりしながら仕事ができて、今までいちばん楽しかった。 ここでは3つの発見があった。値札を間違えて付けてしまった時、手でちぎろうとしたら、全く切れない。普通の紙にしか見えない値札は切れないようにできていること。なぜかラルフローレンとTHE NORTH FACEだけは値段を高くすること。 そして大きな声で挨拶するのが有名な店だが、古本部門じゃないからなのか「いらっしゃいませ」を強要されることが全くなかったことだ。逆にタイミーでやった高級スーパーの品出しでは「もっと大きな声でいらっしゃいませを言って」と注意を受けてしまった。時給1165円×3時間で3945円。