「チャンピオンの最も深刻な内部崩壊」マンCの直近12戦で9敗という「終わりなき危機」に各国メディアが様々な見解! 打開策、指揮官の去就は?
マンチェスター・シティは現地時間12月21日に行なわれたプレミアリーグ第17節でアストン・ビラに1-2で敗れ、早くも今季6敗目を喫して首位リバプールとは勝点12差の7位(欧州カップ圏外)に沈んでいる。 【画像】ファン必見!世界で躍動する“イケメン&マッチョ”アスリートたちを完全網羅! 直近の公式戦12試合で1勝2分け9敗。一昨シーズンの欧州王者であり、プレミアリーグ4連覇中の強豪クラブが、驚くほどの大不振に喘いでおり、これまでバルセロナ、バイエルン、そしてここマンCでも多くの栄光をもたらしてきた名将ジョゼップ・グアルディオラは、今までの彼の監督キャリアでは見られなかったような憔悴しきった姿をさらけ出してしまっている。 まだ2024年を終えようとしているこの段階で、データ専門メディア『Opta』は、マンCが今季のプレミアリーグを制する可能性はわずか0.6%であると算出。それどころか「シチズンズ」が20%という高い確率で、常連となっているチャンピオンズリーグの来季出場権を失うと見ている。 指揮官ペップは、「この悪循環から抜け出せるかどうかは分からない…。全ては我々次第だ。解決策は、負傷欠場している選手たちを復帰させることだ。ただ、現状ではコンディションが整ったCBがひとりしかいない。それは非常に厳しい」と語り、さらに「不調の理由はひとつだけではない。失点が増え、過去には決めていたゴールも決められなくなっている。サッカーは単一の理由で説明できるものではない。小さな要素が積み重なっている」と語る。 マンCのこの状況について、英国の日刊紙『The Guardian』は「何よりも驚くべきは、その衰退の規模の大きさだ。これは、おそらく現代のチャンピオンチームにおける最も深刻な内部崩壊だ」と綴り、「現代で最も成功し、最も影響力のある監督であっても、自分自身の限界に達することがある。ペップと選手たちの間に、これまでになかった“空白”が感じられる。これまでこのプロジェクトを完全に定義してきた監督とチームとの間に、初めて溝が生まれている」と、問題の根の深さを強調した。 マンCの現状に注目するのは、海外メディアも同様で、スペイン・マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、「“現在の彼らは、欧州の主要リーグで最悪のチームなのか?”という問いが正当化される状況にある。危機的な状況に陥っているマンCだが、とりわけ目立つのは守備面の問題だ。直近8試合で16失点…。(中略)エデルソンとシュテファン・オルテガの間でのGKの交代、DF陣の多くの負傷、さらにはカイル・ウォーカーやヨシュコ・グバルディオルの著しい守備力低下が状況を悪化させた」との見解を示している。
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