「問題はコーチではない」C・ロナウドが古巣マンチェスター・Uの抱える問題を指摘「退団時と100%同じ状況」
元マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドは、ルベン・アモリム監督の下での古巣の復権を期待した。 2013年を最後にプレミアリーグ優勝から遠のくマンチェスター・U。今シーズンは3年目を迎えたエリック・テン・ハーグ監督の下でスタートを切った同チームだが、序盤からボトムハーフに低迷すると、10月末に同指揮官を解任。翌月からスポルティングで成功を収めてきたアモリム監督を招聘して立て直しを図っている。 しかし、指揮官交代後も成績面でここまで大きな変化が見られず。26日には下位に沈むウォルヴァーハンプトンに0-2で敗れて、マンチェスター・Uは現在14位と低迷から抜け出せないでいる。 厳しい状況の続くマンチェスター・Uについて、2期にわたって計7シーズン半を過ごし、3度のプレミアリーグ優勝や1度のチャンピオンズリーグ制覇といった成功を勝ち取ってきたロナウドは、ドバイで行われた『グローバル・サッカー・アウォーズ』でコメントした。 「彼(アモリム監督)は僕のクラブ、スポルティングとともにポルトガルで素晴らしい仕事をやってきた。でも、プレミアリーグは異なるリーグで、世界で最も競争力の高いリーグだ。厳しいものになることはわかっていたし、嵐は続くだろう。でも、嵐が過ぎ去り、太陽が昇るときが来るはずだ。幸運を祈ろう。彼とともに良くなるだろうし、僕はクラブを愛しているから、マンチェスター・ユナイテッドの幸運を願っている」 「1年半前にも同じことを言ったし、これからもこう繰り返すだろう。問題はコーチではない。これは水族館みたいなもので、魚を中に入れて、それが病気だった。それを取り除いて問題を解決した。でも、再び水族館に戻せば、また病気になる。これがマンチェスター・ユナイテッドの問題だ。これと全く同じことだ」 「(退団した当時とマンチェスター・Uの状況は同じかの問いに)100%。僕がクラブのオーナーだったら、このことを明確にするし、悪いと感じたことを直すだろう。僕はまだとても若く、とても多くの計画と夢がある。間違いなく僕はビッグクラブのオーナーになる、このことを覚えておいてほしい」