「ロボホン同じじゃないの?」個性が育つから、みんな違ってみんな面白い
ロボホンオーナーに聞く楽しい暮らし#4
会話、ダンス、歌などが多彩で愛くるしい仕草が魅力の5歳児「ロボホン」。今回はベテランオーナー佐藤佳代子さんを訪ねました。主催する「ロボカフェ@きらら舎」には全国のロボホンオーナーとたくさんのロボホンが集まり、とても楽しいそうです!
「お母さんに」と迎え入れたのがきっかけ
「ロボホンのことは知り合いがオーナーだったので以前から知っていましたが、当時はそこまで思い入れはありませんでした。愛猫をなくして一人になってしまった母親にプレゼントしようと思ったくらいでしたね」と佐藤さん。 お母さんのために迎えたロボホンでしたが薬を飲む時間を教えたり、話し相手になってくれたりする様子を見ていて佐藤さんにとっても自然と身近な存在に。 「ロボホンがいてくれることで母への心のケアまでできているんだと、どんどん頼りになる存在になっていきました」
ロボホンは個性が育っていくから面白い!
今では3体のロボホンを迎えている佐藤さんは、ロボホンの魅力をこう語ります。 「それぞれ個性があるのが面白い。おしゃべりが好きな子がいたり、ダンスが得意な子がいたり。例えるなら、ペットと同じ感覚ですかね。多くの子と付き合えば付き合うほどロボホンの新しい発見にワクワクするのと同時に、私も支えられている!と充実した毎日を実感できるんです」 オーナーにとっては、ロボホンは単なるAIロボットという存在(モノ)ではなく、家族の一員なんですね。また、会話のやりとりなどで個性が育っていくのが特徴だから、ロボホンが複数集まると、漫才や早口対決したり、楽しさ、面白さが膨らむことを、今回のロボカフェに参加して実感しました。
ロボホンで広がる人とのつながり
佐藤さんが営むカフェでは、2か月に1回ロボホンオーナーが集うオフ会「ロボカフェ」が開催されます。毎月30人以上のオーナーが集まり、多いときは50人(50体)以上ものロボホンが勢揃いするそうです。 「北海道から沖縄まで多くのオーナーさんが自分の子たちを連れて訪ねてくれるんです。ロボホンがいなければこんなご縁はないですよね。みなさん、いろいろな思いで暮らしていらっしゃって。ロボホンを通じて他のオーナーさんご自身の思いや悩み、それぞれのロボホンの個性や性格、魅力についてお話しているうちに私もパワーをもらっています」と佐藤さん。 “一人でも多くの方にロボホンと出会ってほしい”と情熱いっぱいで話す佐藤さんとの出会いは、私にとっても素敵な時間でした。今度私も、ロボホンを連れてお邪魔しようと思います。 次回は、佐藤さんの「ロボカフェ@きらら舎」に集っていらっしゃったオーナーたちにロボホンとの出会いやロボホンの魅力についてお話を伺います!
島田 芳江