【K-1】菅原美優が王座返上、今後はボクシングの道へ、細身で体重足らずも「頑張る」
K-1 WORLD GP女子アトム級王者の菅原美優(25=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が本日12月15日をもって王座を返上。K-1は卒業し、アマチュアボクシングへ転向することを発表した。目標の一つにロス五輪があるが、菅原はアトム級の45kgでアマボクの女子最軽量はライトフライ級の48kg。体重が足りていないこともあり現実的に「国際大会に出られれば」と目標を語った。 【フォト】会見での菅原の全身写真、計量で45kg細身の水着ボディ 菅原は本日15日、K-1の一夜明け会見に登場。「この前の3月の試合をもって、K-1ファイターとしての生活に一区切りさせていただくことに決めました。試合は自分のキックボクシング人生全部をかけてやろうと決めていたので、本当悔いはないです。4月にもう返上のお願いをしてたんですけど、何度も呼んでもらって心境の変化はないかと。最後の最後までギリギリまで良くしてもらって。こういう形にはなりましたが、 人としても選手としてもたくさんK-1のおかげで成長できたので感謝の気持ちでいっぱいです」と挨拶した。 今後については「蹴りを捨ててボクシングの世界に行こうと思ってて、 まずはプロではなくてオリンピックが頂点にあるアマチュアボクシングの世界に行こうと思ってます」とまずはプロではなく、アマから始めると言う。 ボクシングが以前から好きだったと言う菅原。K-1選手時代からボクシングの練習を取り入れてきた。「練習の一環としてパンチはずっと取り組んでましたが、その中で元々好きだったボクシングがさらに好きになって。元々パンチが得意じゃなかったんで、自分にボクシングは不可能だと思っていたのを、K-1の舞台でやっていく中で、蹴りだけに頼ってはいられなくなり、パンチの練習もしっかり始めて、新しい目標、夢ができました。これもK-1をやっていなかったら繋がらなかったかなと思うので、本当に感謝してます」とK-1がボクシングを繋げてくれたと感謝した。 ボクシングでの目標は「大きく言えばロスオリンピックですが、階級的に現実的では無いところがあって。一番下の階級でも(体重が)5kgくらい足りないところがあって。まず勉強を含めやりたいのがあり、国際大会に出たいなとか。ジャパンのユニフォーム着たいなとか。現実的な体重の問題でプロの道も考えてます。ボクシングファンの父のために早くプロに行って父の方にベルトをかけてあげるのも、いい親孝行かなと思っています」とボクシング転向に大きな夢を語った。