勉強が得意になるかは「遺伝ガチャ」では決まらない…「算数が得意な子」が幼少期からやっている"遊びの種類"
■毎日やったほうがいい「遊び」 単位換算は多くの子が苦手にするところです。毎回行きあたりばったり、カンで答える子が少なくありません。覚えるためのコツは2つです。1つは身近なものにして何度も使いながら覚えること、もう1つは法則性をつかむことです。 小学校低学年以下の子にオススメなのは、1つめの方です。低学年の子たちの脳は、まだ丸暗記型だからです。子どもは「自分のこと」を知るのが大好きなので、お子さんの身長や体重を使って覚えさせましょう。「今日の体重何キロだった? グラムで言うといくつになる?」などと何度も質問されて答えるうちに、すぐにmm(ミリメートル)、cm(センチメートル)、m(メートル)、g(グラム)、kg(キログラム)の単位換算ができるようになります。 長さ・重さの基本的な単位を覚えたら、次にかさの単位であるL(リットル)・mL(ミリリットル)・dL(デシリットル)を覚えましょう。マンガにも出てきたように、計量カップを使って毎日遊ぶといいでしょう。これも、何度も使ううちに徐々に覚えていきます。日常の習慣にしてしまえば、とてもラクになりますよ。 ■苦手克服のコツは「法則性をつかむ」 これで基本的な単位を覚えたら、次は法則性を理解して覚えていきましょう。 「k(キロ)は1000倍という意味で、1kgは1000gだから、1kmは1000m、1kLは1000Lだな」といった具合です。同様に、「m(ミリ)は1000分の1だから、1Lは1000mLだな、1mは1000mm、1gは1000mgだな」と理解していきましょう。 d(デシ)やc(センチ)など、他ではあまり使わない単位もあります。そういったものは仕方ないので、反復練習で覚えましょう。 なお、日本ではcL(センチリットル)という単位はあまり使いませんが、ヨーロッパではメジャーです。1mが100cmなのと同じく、1Lは100cL(センチリットル)です。規則性がわかっていれば、旅先で見慣れない単位を見かけてもすぐに理解できるので、ちょっと面白いですよね。