滑走路の先に“壁” 航空評論家「固い構造物の設置ありえない」 韓国・旅客機事故【サンデーモーニング】
また、エンジンの停止の原因は、鳥の群れを吸い込んだ「バードストライク」だとみられています。 事故の前日には、現場となったムアン空港の近くで、鳥の群れの写真が撮影されていました。 韓国メディアによると、ムアン空港は近くに渡り鳥の飛来地があるため、韓国の14の地方空港の中で最もバードストライクの発生確率が高かったのですが、対策は不十分だったといいます。 そして、被害拡大の最大の要因とされているのが“壁”の存在です。 滑走路の端には、電波を出して飛行機を誘導する「着陸誘導装置」が設置されています。 韓国メディアによると、ムアン空港ではこの装置が盛り土の上に設置されていて、さらにコンクリートで補強されていました。 航空評論家の小林さんは「滑走路の先に固い構造物の設置はありえない。たとえ飛行機が衝突しても、機体が大きく損傷しないよう、壊れやすくするのが普通だ」と指摘しています。
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