成田空港から白川郷まで白タクの疑い…ベトナム人の男、6人を24万円で乗せる契約
無許可で客を送迎する「白タク」行為をしたとして、岐阜県警交通指導課や高山署などは26日、名古屋市、ベトナム国籍の自称派遣社員の男(29)を道路運送法違反(有償運送禁止)の疑いで逮捕した。
発表によると、男は10月29日から11月2日にかけて、ミニバンをレンタルし、国の許可がないのに、ベトナム国籍の2組6人を約24万円で乗せる契約を結び、成田空港(千葉)から白川郷などの観光地まで運送した疑い。契約では大阪まで行く予定だったが、捜査員が10月30日、白川郷で職務質問をし、「違法行為になる恐れがある」と告げたところ、乗客はそれ以上乗らなかったという。
県警によると、外国人観光客を対象とした白タク行為の逮捕は初めて。調べに対し、「チップはもらうつもりだった」などと容疑を否認しているという。
乗客とは仲介役の人物がSNSで契約を結んだといい、県警は背後関係についても調べている。