ワークマン&コメリ「人気クーラーボックス」24時間「冷凍ペットボトル」検証
クーラーボックスは、キャンプの時に食材や飲料を冷蔵するのに欠かせないアイテムだ。 ■【画像】凍らせたペットボトルを24時間クーラーボックスに入れて、数時間おきに取り出した状態(写真をすべて見る) 数あるクーラーボックスの中でもワークマンの「ラウンド真空ハイブリッドコンテナ」は売り切れが出るほどの人気商品だ。ステンレス素材のハードクーラーだが、真空構造で保冷力抜群と評判である。 また、コメリのアウトドアブランド「Natural Season」から新しく販売された「タフクーラーバッグ」も、安価ながら極厚ウレタンフォーム入りで注目度が高いソフトクーラーだ。 今回は、これらのクーラーボックスに凍らせたペットボトルを24時間入れてみてわかった、それぞれの特徴とオススメの使い方をお伝えしよう。
■それぞれのスペック
ラウンド真空ハイブリッドコンテナは、3,500円と旧モデルより600円ほど値上がりしているが、モデルチェンジでロック機構の表示などが使いやすく改良されている。 直径は約17cm、高さは約30cm。容量が約5Lとなっており、500mlのペットボトルが4本収納可能だ。 蓋の開閉は持ち手を傾けてロックを解除して行う。持ち手が上にある状態だと蓋は開かない構造になっていて、持ち運びの際も安心だ。 コメリのタフクーラーバッグは、12Lサイズを2,980円で購入した。大きさは、幅約36cm、奥行約20cm、高さ約30cm、500mlのペットボトルが16本収納可能だ。 厚さ20mmの高密度ウレタンフォームが採用されており、触った感じもしっかりとした作りで好印象である。
■24時間保冷力比較
4月中旬、最高気温24℃の快晴の日に保冷力の比較をした。それぞれに凍らせた水500mlのペットボトルと常温のものをそれぞれ1本ずつ収納して蓋を閉め、屋外の直射日光が当たる場所で朝8時から検証を開始。 開始から5時間後の13時ごろ。両方ともわずかに溶けてきた程度で、大きな差はまだ感じられない状態だ。 2回目の確認は開始から9時間後の17時ごろ。気温は22℃。溶けかたに差が出ているのがわかる。 タフクーラーバッグはほとんど溶けてしまったが、ラウンド真空ハイブリッドコンテナはまだ3分の2程度も凍っている状態である。 3回目の確認は、約11時間後の19時半ごろ。外は暗くなってきたので、防犯の都合上室内に移して検証をした。ペットボトルを取り出すと違いは一目瞭然だ。タフクーラーバッグに入れていたペットボトルはほぼ溶けきっているのに対し、ラウンド真空ハイブリッドコンテナの方はまだ半分ほどしか溶けていない。 4回目の確認はおよそ24時間たった翌朝。タフクーラーバッグは既に常温の水になっていたが、ラウンド真空ハイブリッドコンテナはまだ4分の1程度残っている。 今回は容量が大きいタフクーラーバッグには厳しい条件だった。それでもタフクーラーバッグは、1日中直射日光を浴びた状態でも夕方までは保冷力が高いと言えるだろう。一方、ラウンド真空ハイブリッドコンテナは、翌朝まで氷が残るほどの高い保冷効果があることがわかった。