日本代表・比江島慎「僕は最後のつもり」アジア杯予選Window2で次世代へ“バトンタッチ”の意向
■“代表引退”無い日本…今後は
今後の日本代表キャリアについて問われた比江島は、「僕はこのウィンドウで最後のつもりです」と明言し、いわゆる“代表引退”の意向を表明。JBAは代表引退という概念そのものを認めておらず、比江島自身も「引退」という言葉を使用せずに今後の代表キャリアについて語った。 「協会(JBA=日本バスケットボール協会)やトムさんと相談しなきゃいけないし、それはトップが決めることなので。僕は最後のつもりです。最後なので思い切り楽しんでというのもあれですけど。もちろん結果は出さなきゃいけないですけど、自分の悔いが残らないように、オリンピックは不完全燃焼だったので、そこを払拭できるようなプレーができればと思います」 当然、国内での規定もあることから、仮に代表に再招集された際には「都度都度相談というか…」と、言葉を選びながら復帰の可能性も否定しなかったが、今回比江島が発した言葉は事実上の引退意向表明と受け取るのが自然だろう。 本人の言葉通り、今回のアジアカップ2025予選Window2が「最後」の代表活動となるなら、今月21日に日環アリーナ栃木で行われるモンゴル代表(同108位)戦が国内での代表最終戦、同24日にアウェー開催されるグアム代表(同80位)がラストゲームとなる。 比江島は今回の2連戦に向けて、「アジアカップ予選ですけど、僕らが越えられなかったオリンピックでの1勝に向けて進んでいくと思うので、そこの第一歩に携われるのは光栄ですし、僕も何かを代表に残せたらと思います。このWindowを全力で全うしたいなと思っています」と力を込めた。 特別な思いを胸に代表活動に参加している新生ホーバスジャパン最年長の34歳。今後の代表招集の有無がどうなろうとも、そのプレーには注目だ。
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