燃え尽きないために自分をいたわる「心の3つの習慣」
1日の終わりに完全に疲れ切ってしまい、集中できず、仕事をするのが(たとえそれが好きな仕事であっても)嫌になってしまうという人は、日々のバーンアウト(燃え尽き症候群) になっている可能性があります。 私は、この種のバーンアウトがどんな犠牲をもたらすものかを知っています。私はこのような燃え尽き症候群を10年間経験したあと、雪だるま式にバーンアウトになって会社や家族などすべてのものを失いかけました。 今思えば、あのように精神的に疲弊し、陰鬱な状態に陥る前に、自分のエネルギーと幸せを優先しておけばよかったと思います。
バーンアウトが成功の足枷にならないためには?
残念ながら私は、ノンストップで働いて限界を超えることが成功する唯一の方法だと自分自身に言い聞かせ、自分を大切にする時間がまったくないことを正当化していました。このような話は、大きな成功を成し遂げた人からよく聞きます。 実際には、自分の幸せや心の健康に気をつけることは、継続して日々行なえばそれほど時間がかかるものではありません。車のガソリンを入れるようなものです。ガソリンタンクが空の時は時間がかかりますが、燃料が入っていればかかる時間は少なくなるのです。 エネルギーこそが人にとっての燃料です。日々のバーンアウトを防ぎ、大事にしている仕事に対して自分のすばらしい能力を最大限に発揮できるよう、燃料補給に役立つ、毎日実践できる方法を3つご紹介します。
自分の調子をチェックする
研究によると、自分がどんな気持ちになっているかに気づいている人ほど、幸福感が大きいそうです。感情の気づきが大きな効果を発揮するのは、落ち込んでいたり、バーンアウトしそうになっていたりすることに気づいた時に、自分自身をサポートする機会が得られるからです。 感情に気づくために、自分の調子を毎日チェックしましょう。これは、朝一番や1日の終わりに行なうと良いです。 感情のチェックからはじめましょう。「今、自分はどう感じているか? 」と自問するのがポイントです。 自分の気持ちに名前をつけましょう。答えは具体的であればあるほど効果的。自分をサポートするために何ができるかを考えるのに役立ちます。 自分の気持ちを性急に決めつけないようにしましょう。感じる「べき」だということではありません。ただ気付いているだけにしましょう。 今の自分の感じ方を直そうと焦らないでください。自分の気持ちを少しでも良くできる方法が思いついたとすればすばらしいことですが、無理はしないでください。つらい気持ちに名前をつけるだけで乗り越えるのが速くなり、その気持をそこまで強く感じなくて済むようになります。