燃え尽きないために自分をいたわる「心の3つの習慣」
エネルギーの貯蔵庫を管理する
1日に使える感情的・精神的・肉体的なエネルギーには限界があります。これを1日のエネルギー貯蔵庫と考えてみましょう。つまり、自分のエネルギーを管理し、十分な量を確保して使い切らないようにする必要があるのです。 これには2つの要素があります。「不必要にエネルギーを消耗するようなことをしない」ことと、「エネルギーが補給されるようなことをする」ことです。 エネルギー貯蔵庫の管理に役立てるために、毎日自分に問いかけるべき質問が2つあります。 自分のエネルギーを消耗することのうち、今日減らせるものが1つか2つあるとしたら何か? たとえば、マルチタスクはエネルギーを消耗し、あらゆる作業の効率を下げてしまうため、一度に1つのことに集中するなど。 今日、自分のエネルギーを補給するために何ができるか? これを優先事項にして、カレンダーで「エネルギー補給」(好きな名前で構いません)に少なくとも10分から15分の時間を設定しましょう。 これは、仕事から切り離され、自分のエネルギーを補給するために何かをする時間です。たとえば、だるい気分の時は、外で短い散歩するなど。 そうすると、気分やエネルギー、モチベーションが高まるという研究結果があります。疲れ切っている時は、瞑想やストレッチ、あるいは目を閉じて座って数回深呼吸をするだけでもOK。 マイクロソフトが行なった最近の研究によると、会議の合間に短い休憩を取ると、蓄積されたストレスが軽減され、脳のリセットに役立つそうです。そのため、休憩時間が5分しかないとしても、休憩を取らないで済ませてはいけません。
厳しいセルフトークをやめて優しい口調にする
常に自分を批判したり厳しい言葉をかけたりしても、何も影響がないわけではありません。 否定的なセルフトークによって、ストレスが増大し、モチベーションが低下し、エネルギーが消耗するのです。 逆に言えば、自分に思いやりをもって接することができる時、つまり、自分がすべてを完璧にはできない人間であることを認識したうえで、葛藤が少なくなるよう温かくサポートするような自己態度を取ることができれば、モチベーションやストレスも改善が見込めるでしょう。 ここでは、セルフトークを厳しいものから思いやりのあるものへと変えるのに役立つ方法をご紹介します。 自分に対して過度に批判的な言い方をしていることに気づいた時は、一旦やめて、友人やパートナー、同僚など、大切に思っている人と話しているところを想像してみましょう。 そして、自分に対して言ったことをその人と話しているように言い換えましょう。