【全日本プロレス 宮原健斗】12.31代々木で7度目の三冠王座に返り咲き、エースとして2024年をスタートさせる
2024年、宮原健斗が描く全日本プロレス
最後に宮原が描く2024年を聞いた。 「全日本プロレスの『ゼンニチ新時代』と呼ばれる若い世代がトップ戦線に来ることは間違いない。今年プロレス大賞新人賞の斉藤ブラザーズはタッグで日本のプロレス界の中心に行くだろうし、プロレス大賞技能賞の青柳優馬も三冠王座返り咲きを狙っている。Jr. BATTLE OF GLORY2023覇者・田村男児も世界ジュニア挑戦が決まった。昨年デビューの安齊勇馬も新人とは思えないスピードで成長しているし、王道トーナメント準優勝の本田竜輝や世界最強タッグ優勝の大森北斗、前世界ジュニア王者の青柳亮生やライジングHAYATO、井上凌も黙っていないでしょう。まもなく復帰する芦野祥太郎だって三冠王座を目標にしてるはず。こんなに素晴らしいレスラーが全日本プロレスにはいるんです。それに新人オーディションが開催された。若い世代がドンドン出てくる環境作りをしなければいけないんです」 デビュー16年目の宮原健斗は全日本プロレス全体のことを俯瞰し、選手それぞれの状況を把握している。ところで個人的な目標は… 「新世代の壁として僕は存在しないといけない。今までは下の世代を引っ張り上げようとしてたけど、大きな壁になる時がきたんだなと。それが来年かなって思います。そのためにも大晦日、7度目の三冠王座返り咲きを果たし、全日本プロレスのエースとして2024年をスタートさせます」 (おわり)
取材・文/大楽聡詞 写真提供/全日本プロレス