【高校野球】来春センバツの21世紀枠候補校が各地区で決定 近畿からは夏の地方大会皆勤校、山城が選出
来春の第97回センバツ高校野球大会(2025年3月18日開幕・甲子園球場)の21世紀枠の各地区候補9校が13日、日本高野連より発表された。近畿からは、全国で15校しかない夏の地方大会皆勤出場校の1校、山城(京都)が選出。21世紀枠については9校のうち2校が、一般選考とともに25年1月24日の選考委員会で決定する。 【9地区推薦の21世紀枠候補校と推薦、選考基準】 ▼北海道 釧路江南 秋季道大会8強。選手18名ながら、同大会準優勝の北海相手に0―1と善戦。困難な自然環境下での創意工夫なども評価。 ▼東北 久慈(岩手) 県大会3位。秋季東北大会16強。部活動の成績を残しながら、毎年生徒の約半数が国公立大学合格を果たしている進学校。 ▼関東・東京 横浜清陵(神奈川) 秋季神奈川大会8強。他の部活動と共有のグラウンドで、制限のある中で練習している。秋季県大会では東海大相模に0―5で敗れたが、その戦いぶりも評価。 ▼北信越 小松工(石川) 県大会準優勝で、北信越大会4強。地域に根差した学校であり、ボランティア活動や野球の普及活動も行っている。 ▼東海 名古屋たちばな(愛知) 令和2年夏は愛知大会を準優勝するなど、県大会では各大会の優勝校に惜敗し甲子園出場を逃している。今秋は東海大会に出場。定期的な学校周辺の清掃活動に加え、恵まれない環境で暮らすカンボジアの子どもたちへの支援活動を10年以上行っている。 ▼近畿 山城(京都) 学業と野球部活動を両立させ、現役で国公立大学、難関私立大学に多数進学の実績を誇りながら、秋季府大会4強。 ▼中国 大田(島根) 選手11名ながら24年ぶりに中国大会進出。8強の好成績も収めた。公立進学校で、理数科在籍の部員もおり、日々の学習にもしっかり取り組んでいる。 ▼四国 高松東(香川) 県大会4強。指導者、部員が一体となって練習などで創意工夫を凝らしており、安定した成績を収めている。 ▼九州 壱岐(長崎) 進学率約9割の進学校でありながら、『壱岐から甲子園!』を合言葉に九州大会8強の成績を収めた。
報知新聞社