【JBCレディスクラシック】移籍3戦目のドライゼ 得意の距離ならJRA勢相手でも好勝負は可能
[JpnI・JBCレディスクラシック=2024年11月4日(月曜)3歳上牝、佐賀競馬場・ダート1860メートル] ドライゼ(5・大井=真島大輔厩舎) 父Gun Runner 母ジュリエットシアトル 母の父Seattle Fitz 母はアルゼンチン1000ギニー大賞典などGⅠ2勝、父はブリーダーズカップクラシックなどGⅠ6勝という良血馬。3歳3月とデビューは遅れたが、未勝利→3歳1勝クラスを連勝して関東オークス(5着)に駒を進めて素質を示した。秋に復帰すると、2戦目で2勝クラスを卒業。前途洋々と思われたが、牡馬相手の3勝クラスでは足踏みが続く。それでも、今年3月には牝馬限定の3勝クラスダート戦という貴重な機会(アリエスS)を制してオープン入り。そして今年5月に、出走機会の幅が広がる地方競馬の舞台を求めて、大井・真島大厩舎へ移籍してきた。 転入初戦は7月のJpnⅢスパーキングレディーC。5歳にして初のマイル戦ということもあり、追走に余裕が見られず7着に終わった。しかし、続くブリーダーズゴールドCは距離延長で真価を発揮し、3着と好走。勝ったオーサムリザルトは別次元の強さだったが、2着デリカダとは0秒2差だった。そのデリカダは次走の大阪スポーツ杯で牡馬相手にV。ドライゼも中距離ならJRA勢相手にまだまだやれることを証明した形だ。 中間は小林分場でしっかりと乗り込んでおり、順調そのもの。距離はベストだが、今回は経験のない佐賀が舞台で、コーナー6つの小回りが鍵となりそうだ。強力なJRA勢が相手でも、持ち味の決め手が生きる展開になれば好勝負になっていいはず。佐賀出身の真島調教師にとって、故郷に錦を飾るチャンスだ。
東スポ競馬編集部