タッグ王座戦敗北でウナギ・サヤカが紫雷美央に宿題提示!「あなたに足りないのはそういうとこ。NOはない!」
24日、アイスリボンが後楽園ホール大会『不思議の国のアイス2024』を開催。セミファイナルでは星ハム子&真琴の持つリボンタッグ王座にウナギ・サヤカ&紫雷美央が挑戦した。 ウナギは6月のアイスリボン参戦時、怪我による欠場が続くアイスリボンで団体を守るために復帰を宣言した紫雷美央(MIOレフェリー)を「必死に出てきちゃうお前のプロレスへの気持ちがよく分かった。お前を必ず私が引退させる。だからそれまでアイスリボン出てやってもいいかな」と高評価し継続参戦。7月末のアイスリボン横浜大会でタッグ王座挑戦を表明し、美央を巻き込んでウナギツネを結成した。 コスチュームの色も合わせて入場してきた2人だったが、美央の胸が不自然に膨らんでおりこれを真琴が指摘。口を封じるために美央はコーナーに真琴を押し込むと、ウナギもハム子をコーナーに押し込み上から山脈(=相手の顔に巨乳を押し付け窒息させる)で攻めていく。 だが圧力が足りずにするりと抜け出した真琴が美央の胸に手を突っ込み、中から小さなぬいぐるみが引きずり出されて客席に放り投げられると会場からは悲鳴なのか歓声なのかわからない声が上がる。 真琴が「これが本物だ」と上から山脈で美央を圧殺していくが、無駄のなくなった美央はシャープな動きで延髄切りや619を叩き込み有利に試合を運んでいく。ウナギも田中将斗直伝のスライディングTANAKAをハム子に叩き込んで美央との合体だがそれがいい!(=2人でのXファクター)と攻め立てるも、ハム子のラリアットと真琴のソバットのサンドイッチがウナギに炸裂し、最後は美央がダブルアームの体勢になったところを真琴が切り返し雁之助クラッチで3カウントを奪った。
真琴は若手時代からボコボコにされていた美央から初勝利をあげたことに喜び「私の勝利のために帰ってきてくれて本当にありがとうございます」と強気のコメント。 対する美央は珍しく涙目になりながら「今日で気づいたよね。やっぱ自分が選手って名乗ったら、昔から持ってた紫雷美央っていうものをちゃんと出したいなと思ったし、こうやってお揃いのファッションでふざけてるみたいに見えるかもしんないですけど、ほんとにウナギのことは認めてる。ウナギが出てきてくれて他の選手たちがこういう風にプロレスやっていかなきゃいけないんだっていうのをすごい見てほしいのに、私たちがベルト取ったらもっと下の子たちに私たちのプロレス見せつけてやれるなって思ってたんすけど、やっぱそこに1歩及ばなかったところはある。悔しい」と意気消沈。 そんな美央を見たウナギは「わかったか!現役はな、厳しいんだぞ。私からお前に1つ宿題がある。お前シングルプレイヤーだったよなきっと。タッグパートナーいた?ちゃんと。いないでしょう?新しい道を行くために、あのタッグベルト取るまでいろんなパートナーとたくさん挑戦してほしい。取れるまでもう引退できません。あなたに足りないのはそういうとこだよ。お前はちゃんと、我じゃなくて、相手を思いやって、思ってもらえる1人を見つけて復帰しろ。タッグベルトお前が巻け!いいな!NOはない」と、似たもの同士で通じ合う2人ならではの課題を授けた。 「お前はお前の道を行け。私は私の道を行く」と握手で別れたウナギと美央。女子プロレス界から世間に届く話題を作り続ける2人の化学反応は新たなステージへと歩みを進めた。