プロレスのための中絶を撤回し、出産による無期限休業に入っていた元・女子高生レスラーが復帰へ!
24日、アイスリボン後楽園ホール大会『不思議の国のアイス2024』にて勝愛実(かつまなみ)が入団発表を行った。 勝は2011年にJWP女子プロレスでデビュー。Leonと日向あずみの指導を受けており、デビル雅美直系のダブルアーム・バックブリーカーやロメロ・スペシャルの使い手として10代の女子高生時代から活躍していた。 様々な団体に出場していたが、母の看病と介護により2014年に引退。その後母が亡くなり、遺品整理中に勝の試合について書かれた母の日記が見つかり復帰を決意。2016年にJWPに再入団し復帰した。 JWPの権利問題で2017年にPURE-J女子プロレスを設立し、全選手が移籍し活動を続けていたが勝は2020年にPURE-Jを退団。その後妊娠し、一度はプロレスのために中絶を決断したが、エコー写真を見た時の感情と周りからの支えの声を聞き2021年から出産のための無期限休業に入っていた。 その後しばらくは表舞台に姿を見せていたかったが、今年6月に劇団『水色革命』の別ブランドで志田光が座長を務める『コルバタ志田組』に女優として出演。舞台上でプロレスの試合も行っていた。
リングに登場した勝は「プロレス休業中の勝愛実です。本日は皆様にご報告がございます。わたくし勝愛実は、本日付でアイスリボンに入団させていただくことになりました。すでに練習は再開していて、復帰戦は9月23日横浜ラジアントホール大会を予定しております。あと1ヶ月、もう1ヶ月、今の自分に無駄にしている時間は1分1秒たりともありません。これからも、アイスリボンと勝愛実に皆さん注目していてください。ありがとうございました」と挨拶。 元JWPの阿部幸江さんのバーや歯科助手として働いているという勝は、舞台後に星ハム子から声をかけられ復帰を決意。アイスリボンには母子レスラーの星ハム子&星いぶき親子や、子供が3人いる紫雷美央を筆頭に藤本つかさや弓李などママさんレスラーが沢山いる。 JWPジュニア二冠王者としても君臨していた勝が、安心してプロレス活動を行える場で再出発を行う。