【トレーニング】ゴルフで飛距離を伸ばす下半身トレーニング。半年間密着の結果とは
chapter02 最終トレーニング~食事指導編~
続いては食事指導です。 南壽さんのある日の食事を管理栄養士の河原さんに解説してもらいました。 ■南壽さんの食事内容 朝:おにぎり(銀だら西京焼き) 昼:おでん(たまご、ちくわ、こんにゃく、厚揚げ) 間食:プロテインバー 夕:焼肉(牛タン、カルビ、はらみ)、タレ(おろしポン酢)、塩キャベツ、キムチ、ビール、レモンサワー 河原さん: 朝食 おにぎりの具材として銀だらはたんぱく質源になるので良い選択です。できれば朝食物繊維を摂ってほしいので、野菜スティックや具だくさんのお味噌汁、カットフルーツを追加してみてください。朝の食物繊維はその日一日の血糖値の上昇を緩やかにする手助けをしてくれます。 昼食 低カロリーなおでんはダイエット中に積極的に活用しましょう。具材にも、たんぱく質をしっかり補うことのできるものを選ばれていて素晴らしいです。夜が焼肉なのであればお昼に野菜を補うなど、夕飯の種類に合わせてランチも選べるともっと良いかもしれません。 夕食 焼肉はどうしても脂質とエネルギーがオーバー気味になってしまいます。メニューとしては、牛肉(ヒレ)やタン、鶏肉などは比較的おすすめですので今後意識してみてください。また、サンチュやトマトスライス、サラダなど野菜も一緒に食べましょう。タレも甘いものではなく、レモンのようなさっぱりしたものがダイエット中におすすめですが、今回のおろしポン酢のチョイスは良いですね。お酒はハイボールのような糖質の低いものだとさらに良いです。 編集部: 南壽さんの食事は全体的にどうですか? 河原さん: 総エネルギー量に対して食物繊維量が少ないのが気になります。野菜・果物をもう少し増やせると良いですね。野菜は食物繊維の源で、腸内細菌のエサとなる栄養素です。たんぱく質が多めな食事をしていると、腸内環境が乱れ、便秘やガスだまりになりやすくなります。お腹の不調を避けるためにも、腸内環境を整えることは重要です。また、ビタミン・ミネラル源にもなるので意識して野菜や果物を食べるようにしてみましょう。 編集部: 半年間を通して、南壽さんが良くなった点や改善点などを教えてください。 河原さん: 朝食を食べる習慣がついたのではないでしょうか。朝食を食べることで朝からエネルギーが補給され1日の活動をサポートしてくれます。また、外食の予定に合わせてほかの2食で調整できるようになってきています。間食にお菓子ではなく、プロテインバーを選択しているのも良いですね。野菜や果物をもっと取り入れるとさらに良くなると思います。 笹森トレーナーからも、この半年間の南壽さんの食生活についてコメントをいただきました。 笹森さん: 朝、昼ともにカロリーを意識していると思います。夜は飲み会だったのでカロリーは摂り過ぎていますが、糖質は意識しているように感じました。そうやってバランスをとっていくと続けやすいですね。もともと朝はほとんど食べていなかったのが、きちんと摂るようになっています。とくにたんぱく質を摂っているのは良いですね。飲み会の時は食べすぎないよう、さらに意識してほしいです。炭水化物の中でも食物繊維を多めにするなども気をつけていただきたいですね。 南壽さんにも感想を聞いてみましょう。 編集部: この半年間で変わったと感じている点がありましたら教えてください。 南壽さん: 朝きちんと食べるようになりましたし、何を食べるかを考えるようにもなりました。とくにたんぱく質の摂取は意識していますが、外食やコンビニ食だと難しいということがわかりました。塩分も摂りすぎてしまいますね。今後も継続して、何か自分でできる食事の工夫を探してみたいと思います。