【トレーニング】ゴルフで飛距離を伸ばす下半身トレーニング。半年間密着の結果とは
chapter03 EBHS最終結果発表
次は、EBHSの最終結果を発表します。 ■南壽さんのEBHS最終結果 EBHSが91.2から91.8になり、想定される寿命は79.84歳から80.12歳と約1年増え、体重101kg、BMI33.4、中性脂肪193、収縮期血圧136、拡張期血圧86という結果になりました。 編集部: EBHS結果を見ていかがですか? 南壽さん: あまり変わっていないな……という感覚です。筋力はアップしたのですが、それだけではだめですね。血圧などの数値は変わりませんでした。 編集部: 笹森さん、トレーナーとしていかがでしょうか? 笹森さん: 血圧が高いのは私も気になっています。体脂肪を減らすために筋トレは必要ですが、筋トレは無酸素運動なので一時的に血圧が上がりやすく、あまりに上がりすぎると中断せざるを得なくなります。そうならないためにもしっかりコントロールしていきたいですね。塩分が気になるようであれば、フルーツなどでカリウムを摂取すると中和できます。今後はまず、体重・体脂肪の数値をしっかり減らしていきましょう。 中川先生からもお話を伺いましょう。 編集部: 初回の結果と比べていかがですか? 中川先生: 前回と比較してEBHSは「やや改善(91.2→91.8)」に留まりましたが、肝機能を中心に検査値が大きく改善傾向にあり、良い経過です。飲酒量を減らせたことが大きいと考えられます。また、運動習慣もしっかりと継続できており素晴らしいです。現時点ではまだ、体重や血圧など注意すべき検査値が複数ある状態のため、EBHSの改善幅が小さくなっていると考えられます。今回改善できた生活習慣を維持しながら、今後はさらに検査値を正常値に近づけることで、EBHS自体の改善にも繋がることが期待できます。 編集部: 今後の南壽さんにアドバイスをお願いします。 中川先生: 野菜の摂取量が減ってきているため、1日小鉢5皿程度を目標に摂ると良いでしょう。また、就寝直前の食事は肥満に繋がりやすく、睡眠休養度を下げると言われています。お仕事など普段のライフスタイルもあり難しいかもしれないですが、睡眠時間を削らない程度に、できれば就寝直前の食事は週2回までに抑えましょう。この運動習慣や飲酒習慣を維持して引き続きBMIを下げていくことで、EBHSのさらなる改善が期待できます。