石破首相、韓国情勢に「特段かつ重大な関心をもって注視」 在留邦人の被害情報はなし
石破茂首相は4日午前、「非常戒厳」が一時宣布された韓国の情勢について「特段かつ重大な関心をもって注視している」と述べた。在留邦人の被害の情報については「全く接していない」とした上で、「在留邦人の安全については引き続き、万全を期していきたい」とも語った。首相官邸で記者団の取材に答えた。 【写真】4日未明、ソウルの国会前に集まり戒厳令の解除を求める市民ら 一連の混乱の余波で、来年1月前半で調整している首相の韓国訪問にも影響が出る可能性がある。首相は「韓国訪問についてまだ何ら具体的に決まっているものではない」と述べるにとどめた。 韓国情勢を巡っては、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が3日夜に「非常戒厳」宣布したが、韓国国会で戒厳解除要求決議が可決されたことを受けて4日未明に解除された。