「50代とお会いする気持ちありません」「年収2500万でも嫌」 41歳女性がこだわる男の条件 “理想”を追い求める彼女が見えていない現実
仲人の経験則でいえば、男性は、婚活でお相手選びをするときに重視するのは、女性の若さと見た目だ。若ければ若いほどよく、きれいな女性にばかり申し込みをかける。スペックのいい男性ほど、女性の若さと見た目にこだわる傾向にある。 こうした背景から、女性は歳を重ねるほど同じ年頃のスペックのいい男性との結婚が難しくなる。 仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けする連載。今回は、41歳女性の婚活の苦悩をお届けする。 【表で見る】気付かずやっていませんか?「お見合いで避けるべき言動」5つ
■同い歳のハイスペ男性の正体 先日入会面談に来た、あやみ(41歳、仮名)が言った。 「アプリで出会った同い歳の男性と、半年くらいお付き合いしていました」 有名な大企業に勤めていたので、はっきりとは聞いていなかったが、高年収なのは予想がついた。 「男女の関係もあったし、私の家にもよく遊びにきていたので、その先には結婚があるものだと思っていました。でも、結婚の具体的な話が出てこなかった」 そこで、41歳になった日に、思い切って聞いてみることにした。彼が誕生日のお祝いランチを予約をしていたレストランで、あやみが結婚について切り出した。すると予想もしていなかった答えが返ってきた。
「ごめん。なかなか言い出せなかったんだけど、妻とはまだ籍が抜けていないんだ。お金のことでもめていて、らちが明かなくて」 「バツイチだ」と言っていたのは、うそだった。 「もう青天の霹靂でした。バツイチといわれれば離婚していると思いますよね。その日は食事も途中で席を立って、1人で店を飛び出しました」 駅に向かう道すがら、涙があふれてきた。電車の中では泣くのを必死に我慢し、ある駅で降りた。そこには、悩んだときに訪れる占い館があった。
■背中を押した占い師の言葉 「いつも観てもらう先生がいたので、泣きながらすべてを話しました」 すると、その占い師は言った。 「41歳の誕生日が、新しい道を歩く運命の分かれ道になったんです。今別れて、結婚を真剣に考えてくれる独身の男性に出会ったら結婚もできるし、年齢的にも最後のチャンスに子どもを授かれるかもしれませんよ」 その言葉に背中を押されて、彼とは別れる決心をした。 その夜、LINEで別れ話をすると、彼はすんなりとそれを受け入れた。