食事は本当に「1日3食」必要? 1人暮らしで「朝食」は食べないのですが、なにかデメリットはありますか? 食費が浮いて得だと思うのですが…
忙しい日々を送る中で、「朝食を食べる時間が取れない」または「朝食を取らなくても問題ない」と感じている人も多いのではないでしょうか。 特に1人暮らしをしていると、自分で朝食を作らなければならない手間もある分、朝はさっと支度をして出かけたいと考え、「朝食抜き」を選んでしまうこともありますよね。 本記事では、なぜ「1日3食」が一般的とされているのか、朝食抜きのデメリットはあるのか、朝食を抜くといくら節約になるのかの3点に注目し、まとめてみました。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
なぜ1日3食なの?
そもそも「1日3食」が定着し始めたのは、江戸時代後半ごろからと言われています。それまでの日本は朝夕の2食が一般的だったようです。 1日3食になった理由は諸説あるようですが、「ロウソクなどの明かりが普及したことにより、日が落ちてからでも生活するようになったため寝るのが遅くなり昼食をとるようになった」や「1日中働くためには2食では足りずに昼食を食べるようになった」などと言われています。 2食より3食の方が1日のエネルギーを効率よく摂取できると分かり、現代まで定着した習慣となったのではないでしょうか。
朝ご飯を食べないデメリット
農林水産省の「食育の推進に役立つエビデンス(根拠)」によると、朝食を食べる習慣は食事の栄養バランス、生活リズム、心の健康、学力・学習習慣や体力と関係していると記されています。 1日3食を規則正しくとり生活リズムが整うと、不眠傾向が少なくなり、不足しがちな栄養素の摂取量も増え、朝から脳がしっかり働くことができるので学力や身体能力も向上、イライラする・集中できないという悩みも減り、心の状態を良好に保つことができるそうなのです。 逆に言えば、朝食を抜いてしまうと上記のような期待は薄れてしまうということです。朝食を抜くことで必要な栄養素が不足してしまうと、エネルギーが不足し体温が上がらず、朝からボーッとしがちになってしまいます。手間であっても、朝食はしっかり食べた方が良いようですね。