【オータムリーグプレビュー】白鴎大と日本体育大がホームの利を活かして連勝を伸ばせるか?
白鴎大は大東文化大に4Q終盤までリードされたが、残り2秒に佐藤涼成からのアシストでポーグ健がレイアップを決めて逆転勝ち。WUBSに比べるとディフェンスの強度が間違いなく上がっており、明治大戦は4Q途中まで僅差の試合ながら控えの選手たちでフィニッシュしての3連勝。「開幕週に連勝できて、大東に劇的な勝ち方で自信がついた部分と、ハングリーさが増す中でもっとできるというのが選手の中にある」と、網野友雄コーチはこれまでに戦いに手応えを感じている。今週末は筑波大、神奈川大相手の連戦になるが、ホーム5連勝も視野に入ってきた。
日本体育大もホーム3連勝。中央大戦ではシューターの石川響太郎が3Pショット6本成功の大当たり。留学生のムトンボ・ジャンピエール、コネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメードの高さと長さは、日本体育大のディフェンスで最大の武器になる。石川、小澤飛悠がアウトサイドからの得点で貢献度が高くなればなるほど、日本体育大のオフェンスは破壊力を増す。
東海大は、中央大との3戦目を2点差で競り勝って3連勝。平均60.3失点と厳しいディフェンスで勝っていることでも、ベスト16に終わった春のトーナメント以降、着実にレベルアップしている。8月31日の日本体育大戦は、オータムリーグ1巡目序盤のビッグゲーム。ハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニアと轟琉維が積極的にペイントにアタックできるかが、日本体育大のディフェンスを崩すカギになる。また、ムスタファ・ンバアイがファウルトラブルを回避することも、東海大が勝利するために欠かせない。
大東文化大は塚本智裕が白鴎大で右肩を痛めたため、28日の神奈川大戦を欠場。司令塔である塚本の不在が続いた場合は、山内ジャヘル琉人がスコアリングと得点機会のクリエイトでチームを牽引することが必要になる。また、4年生の富山仁貴と菅原佳依の貢献も、勝ち星を増やすために必要だ。
日本大は試合を重ねるごとに米須がプレーのキレを増しているのがプラス。アシストの数に加え、ジャンプショットの精度が上がってくると、対戦相手にとって間違いなく脅威になる。専修大、東海大という優勝を狙えるチームとの対戦は、チームの現状を知る絶好の機会になるだろう。