【陸上】やり投五輪金の北口榛花「名言が残せなかった」流行語大賞トップ10入り!「流行った自覚ない(笑)」
2024年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が12月2日に都内で行われ、パリ五輪女子やり投金メダルの北口榛花(JAL)の「名言が残せなかった」がトップ10入りを果たした。 【動画】北口榛花の流行語大賞作品?「名言が残せなかった」パリ五輪会見の様子 パリ五輪で65m80を放って女子トラック&フィールド種目初の金メダルに輝いた北口。当日のメダリスト会見に出席した北口は、「ずっと夢みてきた舞台だと思うが、改めてオリンピックとはどんな舞台だったか」と聞かれた際に「子どもの頃に見ていたのは水泳でした。ひとつ心残りがあるとすれば名言が残せなかったこと。疲れているのもあって、言語が混ざりすぎて言えなかったのが残念ですが、世界中の人々が集まって競技できたことが幸せでした」と語った。 表彰式で記念の盾を手にした北口は「流行った自覚はないのですが」と苦笑いし、「オリンピックでいろいろ話題に取り上げていただいた中で、まさかテレビでは報道されてない会見場で言ったこの言葉がノミネートされたことにとても驚いています」話す。 改めて「オリンピックをテレビでずっと観ていて、各選手の言葉がたくさん使われると感じていたので、いつかはそういった名言が残したかったのですが、ただ単純に疲れていたのと、競技が終わった後に英語とチェコ語と日本語のインタビューを受けていたので何語を話しているのかわからなくなっている。それのせいで自分の気持ちをストレートに話せたのではないかという気持ちがあって出た言葉」だと説明し、「いまもたくさん『名言は思いつきましたか』と聞かれますが、難しいというのが身に染みて感じたパリ五輪でした」と笑いを誘った。 今季を振り返り、「順風満帆な1年だったと思う方もいらっしゃったと思いますが、苦しいことつらいことがあった1年。それを克服して大事な試合、オリンピックやダイヤモンドリーグ・ファイナルで勝ちきることができた。勝てたのは自信にしていいかなと思いますが、パリ五輪で勝っても記録が良くなかったので、勝つことだけでは満足できないと思いました。記録も狙って試合に臨みたい」と力強く話し、初戦となる予定の来年5月まで「じっくり鍛えたい」。 来年は東京で世界選手権が開催。「金メダルを目標にし、記録に関しては自分が行けると思った試合で狙いたい。みなさんと一緒に君が代を聴けるようにしたいです。ぜひ会場に足を運んで陸上競技を生で見てほしいです」とアピールした。
月陸編集部