バルセロナ狙うFWイサク 移籍金は288億円以上に 「まったく届かない金額」と現地紙
スペイン1部のバルセロナが獲得候補の1人に挙げるニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク(25)の移籍金が莫大(ばくだい)なものになるとスペイン紙スポルト電子版が29日に報じた。 【写真】バルセロナ戦でゴールを決め喜ぶアレクサンデル・イサク バルセロナは現在、エースFWレバンドフスキの去就に関係なく、来季に向けてセンターフォワードの補強を優先的に考えているという。その候補としてマンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランド、スポルティングのスウェーデン代表FWギェケレシュ、ミランのポルトガル代表FWラファエル・レオンなどの名前が出ている。 この3人に加え、22年夏にレアル・ソシエダードから移籍金7000万ユーロ(約112億円)の6年契約でニューカッスルに加入したイサクも候補に挙げているという。バルセロナは以前より、年齢、将来性、パフォーマンスを考慮し、その動向を追っているとのことだ。 しかし獲得に当たり移籍金が大きな障害となる。ニューカッスルはイサクの価値を1億8000万ユーロ(約288億円)以上と見積もっており、それよりも高値でなければ手放すつもりはないという。同紙はこれについて、「バルセロナは長年に渡り財政面が厳しい状況にあるため、まったく届かない金額である」と獲得が不可能であることを強調した。 イサクはニューカッスル移籍後、1年の適応期間を経て高い得点力を発揮している。昨季は公式戦40試合で25ゴールをマーク。今季もここまでプレミアリーグで11ゴールを挙げ、得点ランキングで4位につけている。(高橋智行通信員)