なぜロッテは若手育成優先の方針を覆し元阪神の鳥谷敬を電撃獲得したのか…2つの理由と交流戦安打王データ
だが、鳥谷に無条件で渡すポジションはない。競争の中で出場機会を勝ち取らねばならないのか?の質問に、井口監督は「もちろん」と即答、2軍からのスタートになることを明言した。 「何日か後の合流になるだろうが、キャンプもしていないし、実戦感覚も戻っていないと思う。当面は下(2軍)でやってもらって、しっかりと準備をしながら、どのタイミングで(1軍合流させる)とかを考えながらやっていきたい」 鳥谷は、年明けのハワイ自主トレから始めてトレーニングは積んできたが、一人でやる練習には限界があり、実戦練習は十分に行えていない。新型コロナウイルスの影響で開幕が延期になったことは、調整期間の増えた鳥谷にとっては”追い風”になったが、今後の状態を見極めながらチャンスが与えられるものと見られる。 鳥谷は球団を通じて「千葉ロッテマリーンズの一員となれることを嬉しく思います。今は感謝の気持ちしかありません。とにかくチームの優勝に少しでも貢献できるように精一杯、プレーをさせていただきます」とコメントしている。 鳥谷は今日11日に新しい本拠地となるZOZOマリンを訪れて井口監督、チームメイトに挨拶、その後、メディアの入団インタビューを受け、浦和球場へ移動、元阪神の今岡2軍監督らに挨拶する予定。12日から2軍の練習に本格合流して、競争の中でポジション獲得を狙うことになる。