東京で訪れたい美術館・ギャラリー3選──現代アートの最新スポットから国宝級の古美術まで
さまざまな文化が交差する東京には、西洋美術から現代アート、日本の古美術まで、多彩なアートを楽しめるスポットが数多く集まっている。今回は、東京でぜひ訪れたい美術館とギャラリー29スポットを厳選した。 各スポットの建築や空間デザイン、庭園、さらに周辺のアートスポットも合わせて紹介する。休日や東京旅行でのアート巡りに是非ご活用いただきたい。
国立西洋美術館
国立西洋美術館は、上野恩賜公園内に1959年に開館した西洋美術専門の美術館だ。注目したいのはその常設展。12室の広大な展示室で、18世紀以前のオールドマスターの作品から、フランス近代絵画、20世紀絵画まで西洋美術史の流れに沿った体系的な展示が行われており、見応えは充分。公式サイトでは、日英中韓の無料音声ガイドも展開されている。 なお、前庭に展示されるロダンの《地獄の門》をはじめとした彫刻作品群は、無料で楽しむことができる。建物はル・コルビュジエが設計し、世界文化遺産にも登録されている。向かいにはコルビジェの弟子、前川國男が手掛けた東京文化会館もあり、建築ファンにも見逃せないスポットだ。 施設名:国立西洋美術館 住所:東京都台東区上野公園7-7 公式サイト:https://www.nmwa.go.jp/jp/
シャネルネクサスホール
ハイブランドの旗艦店が並ぶ銀座中央通りにあるシャネル銀座ビルディング。その4階に位置するのは、シャネルネクサスホールという多目的ホールだ。芸術を愛したシャネルの創始者、ガブリエル・シャネルの意思を継ぎ、若手芸術家・音楽家たちの展示を行っている。 展覧会とコンサートを2つの柱として展開するのが特徴で、展覧会では写真展を中心に、若手や女性のアーティストにフォーカスした展示を多く開催している。展覧会ごとに、洗練された雰囲気で創り上げられる展示空間も魅力的だ。また、毎年5人の若手音楽家を選び、1年を通してソロコンサートを開催する取り組みも行われている。 施設名:シャネルネクサスホール 住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F 公式サイト:https://nexushall.chanel.com/