【ボクシング】井上尚弥の試合「リザーブ選手、今後もすべての試合で」大橋会長、万全期すと明言
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(59)は18日、25年1月24日の井上の次期防衛戦から対戦相手のリザーブを常時、用意すると明かした。 今月14日、井上の挑戦者となるIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が公開スパーリング中に左目上を裂傷した影響で、同カードをメインとする24日の興行自体が1カ月延期となった。さらに同日、セミファイナルで2度目の防衛戦が予定されていたWBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)が右肩関節唇損傷で試合中止が発表された。 武居とともに試合中止の会見に出席した大橋会長は25年1月24日の興行に1カード追加することを明かし「今回の流れをみていて、グッドマン選手も目の上を切ったり、いろいろなことがあった。今回はスーパーバンタム級で世界ランカーのリザーブ選手を1試合入れることをやっている。2選手でちょっとあたっています。あと1カ月ちょっとなので難しいところもあるが、こういったことを踏まえて」と説明した。 今年5月、井上に挑戦した元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が体重超過した過去があることから、元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)がリザーブ選手として第1試合で出場していた。大橋会長は「何があるか分からない。こういうことがある以上、万全を期すために。その対応を考えたらリザーブ選手を用意するしかないと判断した。今後、すべての試合でリザーブ選手の試合を組んでいきたい」と明かしていた。