[優良中古車発見!] 2006 ハーレーダビッドソンVRSCRストリートロッド:水冷ハーレーの流れを作ったVロッドファミリー
2006年、「VRSCRストリートロッド」登場
水冷ハーレー・Vロッドがラインナップに定着した頃、2006年式の新たなバリエーションモデルとして「VRSCRストリートロッド」が登場した。 レイク角を4度起こした30度に設定し、フロントフォークは当時のハーレーとしては異例とも言える倒立式。スポーティな走りに対応するため、フットペグはミッドステップにリロケーションしている。ロー&ロングな車体にフォワードコントロールのライディングポジションは、「前方に伸ばした足が伸び切ってしまう」と操作性に難色を示すライダーがいたから。この異端児が生まれたことを機に、ハーレーダビッドソンはまた新たな可能性をさらに広く開拓していくこととなる。 インナーチューブ径43mmの倒立式フロントフォークや専用のキャストホイールを備える ストリートロッドは、2006年から07年までの2年間のみ販売された。 ちなみに「ストリートロッド」というモデル名は、2017年式でデビューし、3年間販売された「XG750Aストリートロッド」にも用いられている。
レッドバロンの在庫に優良車両を発見!
そんなVRSCRストリートロッドについて、レッドバロンの在庫に極上車両を発見した。2006年式で、総走行距離は1万6600km。現存台数が少ないなかで、これほど良好なコンディションを保っている車両は特に貴重であると言えるだろう。 ◆従来のタンク位置にあるのはダミーカバーで、容量18.9Lの燃料タンクはシート下にレイアウトされ、マスの集中化に貢献する。 ◆異径メーターは左にエンジン回転数、中央に速度、右に燃料計を配置。随所にクロームメッキが施され、美しい光沢を放っている。10本スポークのスタッガードキャストアルミホイールは、フロント19/リヤ18インチ。前輪ブレーキはブレンボ製の4ピストンキャリパーに300mmディスクローターを組み合わせ、デュアル装備している。 ◆Vロッドファミリーは、2008年式で排気量を1131→1246ccに拡大し、新たにスリッパークラッチ/ABSを搭載した。中古車購入の際、参考にされたし。 ◆リヤサスペンションは、オーソドックスなツインショックながら、ワンピースアルミキャスト仕様のスイングアームとのマッチングで、足まわりも強化済み。