「キャリアウーマン」の妻をもつ専業主夫です。日本に専業主夫はどれだけいるのでしょうか?
近年耳にするようになった「専業主夫」という言葉。ところで、日本に専業主婦はどれくらいいるのでしょうか?そこで今回は、日本国内の専業主夫の割合や、男性はどのような場合に専業主夫になるのかなどについて解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
専業主夫はどのくらいいる?
平成24年度に内閣府が実施した「子ども・子育てビジョンに係る点検・評価のための指標調査」によると、専業主夫の割合は全体の1.8%です。おそらく今後、この数字は増えていくものと思われます。 というのも「株式会社SheepDog」が行った「専業主夫願望に関するアンケート」では、約6割の男性が専業主夫になりたいと回答しているからです。近年、専業主夫が増えている背景には、女性の社会進出があると考えられるでしょう。 令和2年の国勢調査の結果によると、前回の調査と比べて女性の「正規の職員・従業員」が、137万3000人増加していることが分かっています。女性の社会進出が進むに従い、専業主夫になる男性が増えるのは自然な傾向であるといえるかもしれません。
男性が専業主夫になる理由
男性はどのような理由で専業主夫になるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。 ■妻のほうが高収入 最近では、キャリアを持つ女性が増えてきたため、家庭によっては夫よりも妻のほうが高収入の場合があります。妻の収入が多ければ、妻が外で働いたほうがよいというシンプルな理由から、専業主夫が誕生するケースがあります。 妻のほうが高収入であるにもかかわらず、妻が専業主婦になって夫が働いたら、世帯収入が減り、生活に困ってしまうかもしれません。このような場合、夫が専業主夫になるケースもあるでしょう。 ■夫が働けない状態 けがや精神的な疾患のために、夫が働けなくなったため、妻が外で働くケースもあります。一時的な理由で夫が働けない場合には、夫が再び働けるようになれば、妻が専業主婦に戻る可能性もあるでしょう。
夫が専業主夫になるメリット
夫が専業主夫になると、以下のようなメリットが考えられます。 ■夫が専業主夫になるメリット 妻にキャリアがある場合は、夫が家事をすることによって、妻が家のことを気にせず存分に働けるようになります。夫がけがで働けない場合には、専業主夫になることで、夫が楽になるでしょう。 また、妻が家事が得意でない場合も、妻は家事によるストレスから解放されるに違いありません。