甲斐みのりさんが選ぶ、一日の元気をもらえる「朝おやつ」10選。
●味わい深い表情で、猫好き、動物好きの心をわしづかみ。|〈稲豊園〉の《招福猫子まんじゅう》
「友人のおすすめで知った《招福猫子まんじゅう》。明治時代に創業した和菓子屋〈稲豊園〉の路地裏を往来する野良猫たちの姿を象り、猫への愛情を感じさせるかわいらしさです。猫はもちろん、動物モチーフのお菓子やパンは、子供の頃からずっと好きで、見かけるとつい買い求めたくなります」 白猫はプレーン生地×チーズ餡、ロシアンブルーは黒ごま生地×こしあん、三毛猫はきな粉と竹炭で色をのせたプレーン生地×抹茶餡、黒猫は竹炭生地×黒砂糖餡、とら猫は縞をひいた黒糖生地×粒餡。五者五様のかわいさとおいしさで構成されている。 問い合わせ:稲豊園
●バターサンドの概念を刷新する注目ブランド。|〈積奏〉の《バターサンド》
2021年10月以来、オンライン&期間限定出店での販売にもかかわらず、全国にファン急増中のバターサンド専門店。「風」「波」「虹」と名づけられた定番の3セット12種の味に加え、毎月新作が発表される。 「バター、チーズ、果物、木の実などの素材の組み合わせが鮮やかで、絵画のような佇まいが優美です。同封されている小さなしおりを読んで、想像をめぐらせてから口に入れてみるとまた驚きがあるはず。贈りたい人の顔が次々思い浮かぶ、手土産の新しい定番になりました」 冷凍便で届いたらまずはそのまま、冷蔵庫で解凍して、室温でクリームをなめらかにして、と3段階で楽しめる。 問い合わせ:積奏
●文化人にもファン多数。黄色づくしのレトロなケーキ。|〈田村町木村屋〉の《バナナケーキ》
1900年創業、1920年から喫茶スペースを構える洋菓子店。バナナ好きの甲斐さんが愛してやまないケーキは、バナナオムレットから進化したオリジナルの一品。 「銀座〈木村屋〉から暖簾分けする形でパン屋さんとしてスタートした〈田村町木村屋〉。そこから洋菓子やカフェ、洋食へと拡張していったこちらの店で長く愛されている一番人気の商品です。バナナとカスタードクリームがもっちりとしたクレープ生地に包み込まれていて、満足感もたっぷり。腹持ちもよく、楽屋土産の定番だというのも納得のおいしさです」 問い合わせ:田村町木村屋