国内セール史上3位となる5・8億円のアドマイヤビルゴが引退 友道調教師「印象深いのは武豊騎手で勝った初戦」
2017年のセレクト当歳セールで5億8000万円で落札されたアドマイヤビルゴ(牡8歳、栗東・友道康夫厩舎、父ディープインパクト)が現役を引退することが分かった。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる。友道調教師が1月9日、明らかにした。 【データで見る】アドマイヤビルゴの血統、戦績 同馬は母に仏1000ギニーなどを勝ったイルーシヴウェーヴを持ち、近藤利一オーナー(当時)は2017年のセレクト当歳セールで当時2位(現在は3位)となる5億8000万円の高値で落札。近藤オーナーは2019年の11月に死去したが、翌年の1月にデビューV。続く若葉Sでも連勝した。その後もリステッドで2勝するなど長くオープンで活躍も、重賞にはあと一歩手が届かず。今年の中山金杯13着がラストランになった。 友道調教師「思い出深い1頭です。重賞を勝たせてあげられなかったけど、よく頑張ってくれました。印象深いのは武豊騎手で勝った初戦。近藤会長が亡くなった直後でしたが、会長から言われていたこともあり、武豊騎手騎乗のディープインパクト産駒で勝てましたからね」 ◆セレクトセールの高額落札馬トップ5(順位、馬名、性別、父名、母名 落札価格、取引年齢) 1位 ディナシー 牝 キングカメハメハ トゥザヴィクトリー 6億円(2006年当歳) 2位 デルフィニア2の2023 牡 キタサンブラック デルフィニア2 5億9000万円(2024年1歳) 3位 アドマイヤビルゴ 牡 ディープインパクト イルーシヴウェーヴ 5億8000万円(2017年当歳) 4位 コンヴィクション2の2023 牡 コントレイル コンヴィクション2 5億2000万円(2023年当歳) 5位 ショウナンアデイブ 牡 ディープインパクト シーヴ 5億1000万円(2020年1歳)
報知新聞社