<リオ五輪速報>女子バスケ、日本が世界2位豪州を苦しめ決勝T進出決定
リオ五輪の女子バスケットのグループリーグ戦、日本対豪州が11日(日本時間12日)、現地で行われ、日本は、ロンドン五輪銅で世界ランキング2位の豪州を相手に第4Q途中までリードする大善戦。86-92で破れ、金星は逃したが、アトランタ五輪以来、20年ぶりの決勝トーナメント進出が決定した。日本は13日(日本時間14日)にフランスとグループリーグ最終戦を戦う。 スタートから日本はスピードと運動量で圧倒した。司令塔の吉田が変幻自在に動きまわり、渡嘉敷が確実にスコアメーク。2mを超える豪州のエース、キャンベージをダブルチームでマークしながら、栗原のスリーポイントも要所で決まった。第2Qの後半に1ポイントのリードを許すが、相手の反則から再逆転するなどの激しい攻防。結局、終了間際のフリースローを本川が2本決めて第2Qを50-48のリードで折り返した。 第3Qに入っても日本のスピードは衰えない。71-59と大きくリードを奪って運命の第4Qへ。だが、金メダルに照準をあわせている豪州も、連続ポイントで5点差にまで追い上げてきた。日本が豪州のゾーン、マンツーマンとシステムを多様に切り替えてくるディフェンスに苦しみ、攻撃にリズムを失い、77点で止まったところで、豪州はキャンベージにボールを集めて、残り4分をきったところで1点差となった。 残り3分で、ついに81-82と逆転を許し、日本も必死にくらいつくが、残り51秒で83-88と5点差をつけられた。主将の吉田がスリーポイントを決めて2点差にまで迫ったが、土壇場で反則を冒し、惜しくも86-92で敗れた。それでもグループリーグの6か国中、上位4か国に与えられる決勝トーナメント進出は決定した。グループリーグ最終戦のフランス戦にむけて期待が高まる善戦となった。決勝トーナメントでの組み合わせを優位に運び、メダル獲得の可能性を高めるためにも、フランスに勝って、グループリーグ内の順位を上げてフィニッシュしておきたい。