完璧な計画はチャンスを排除してしまう。偶然やインスピレーションを呼び込む目標設定の方法
頭と心の扉を開く
ひとつの仕事だけにどっぷりと浸ると、生産性に関しては多いに恩恵を受けてきましたが、あまりにも極端にそのやり方で仕事をしていたと気づきました。 Richard Hammingはこのスピーチでそのことについて語っていますが、言い換えるとこのような内容です。ドアを閉めて仕事をすると生産性は向上しますが、本当に大事な問題に対する感覚が鈍ります。 ドアを閉めて仕事をする人の方が努力していることが多いですが、ドアを開けて仕事をしている人と、最終的に大事な仕事をする人の間には、かなり相関関係があると言えます。 もちろん、集中して一生懸命仕事をするのは大事ですが、たまにある中断は苦痛や迷惑ではないはずです。 中断や新しい情報が、仕事の起点や発展の機会にもなることもあります。そのような中断を歓迎し、もっと人と話しましょう。新しい人たちと出会いましょう。 『Chase, Chance, and Creativity』の中でAustinは、自身の神経学教授であるHouston Merrittの言葉を引用しています。 亀をよく見てみなさい。亀は首を出している時しか進まない。 ドアを開けておくことには、ある程度心の扉を開けておくことも必要です。頭と心の扉を開くことで、閉じている時には気づかないチャンスに気づきます。 『The Luck Factor』でRichard Wisemanはこのように書いています。 運の良い人たちがチャンスに気づくことができるのは、気楽に世界を見ているからです。特定のチャンスが見つかることを期待しているのではなく、むしろチャンスに出会った時に気づくのです。
具体と大まかのバランスを保つ
具体と大まかのバランスを保つというのは、逆説的でもありますが、どちらか一方を極端にする必要性はないということです。 スケジュールに自由な時間を増やすことからはじめ、その時間に自由なことを探求したり、期待していないことに気づいたりしましょう。 自分が気づいていなかった別の選択肢があるかもしれない状況では、SMARTに加え、大まかでオープンな目標があったほうがいいです。 ──2021年5月23日公開記事を再編集して再掲しています。 翻訳: 的野裕子/Source: The Management Information Systems, Herberd Lui, Wikipedia, Google, The100dayproject, Lindsay Jean, TickTok, Sara, oolalove!, FastComapny, Forge, University of Virginia School of Engineering and Applied Science,
ライフハッカー・ジャパン編集部