〔NY外為〕円、155円台前半(15日朝)
【ニューヨーク時事】週末15日午前のニューヨーク外国為替市場では、海外市場で優勢となった円買い・ドル売りの流れが継続し、円相場は1ドル=155円台前半に上昇している。午前9時現在は155円20~30銭と、前日午後5時(156円23~33銭)比1円03銭の円高・ドル安。 海外市場で先行した円買い・ドル売りの流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は円高・ドル安地合いで取引を開始した。 米商務省がその後発表した10月の小売売上高は前月比0.4%増加と、市場予想(0.3%増=ロイター通信調べ)を上回った。一方、変動の激しい自動車・同部品を除くと0.1%増と予想(0.3%増)を下回った。同時に発表された11月のニューヨーク州製造業景況指数は、総合で31.2となり、前月(マイナス11.9)から大幅上昇。市場予想(マイナス0.7)も大きく上回った。 これらの指標発表後に米長期金利が上昇。ドルの買い戻しが入り、円は上値を一部削る場面があったものの、一時的な動きにとどまっている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0550~0560ドル(前日午後5時は1.0525~0535ドル)、対円では同163円90銭~164円00銭(同164円36~46銭)と、46銭の円高・ユーロ安。