タイヤを黒光りさせるオシャレアイテム「タイヤワックス」! 水性と油性があるけど何がどう違う?
油性タイプのメリット・デメリット
次に油性タイプについてだ。まずメリットのひとつが塗りやすさだ。ゴムに対して高いレベリング性(溶剤の流動性がよく、塗ったあとの溶剤の凸凹が少ないこと)が高いため、より満遍なくキレイにワックスを塗ることができる。また、そのような特性を生かしたフィルムタイプが存在するように、耐久性や艶感が水性と比べてより高いものが多いのも特徴といえる。 こちらにもデメリットがある。それは独特の溶剤臭がすること、そして、水性タイプに比べればゴムに対する影響が少なからずあるということだ。水性タイプと比較すればタイヤに優しくはないかもしれないが、タイヤに塗ることを前提で考えられたアイテムで、有効成分を塗り付けるための溶剤だ。この点にあまり神経質になる必要もないだろう。 洗車のやり方やグッズには人それぞれこだわりがあると思うが、タイヤワックスを使う人はそのなかでもとくにこだわる人が多い傾向にある。種類や耐久性、特性などなど、定番アイテムだからこそ、奥の深い世界が広がっている。
西川昇吾