10月の「バンタム級王座決定トーナメント」決勝は黒川瑛斗vs白幡裕星に【Krush】
「Krush.163」(7月27日、東京・後楽園ホール)で「第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント」の準決勝が行われた。 今回の王座決定トーナメントは前王者・池田幸司の王座返上に伴うもの。 準決勝第2試合に予定されていた白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス)vs 峯大樹(若獅子会館)の一戦は峯が脱水症状でドクターストップがかかり、前日計量に参加することができず、白幡の不戦勝となり10月に行われる決勝に駒を進めた。
この日はもう一つの準決勝、黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 林佑哉(K-1ジム大宮チームレオン)の一戦が行われ、黒川が1RKOで勝利を収めた。 1R、黒川はサウスポー、林はオーソドックスの構え。ともにインローから。林は右インローから右ハイ。黒川は左インローからパンチへ。林は右インローを多用。そして右ハイ。黒川は踏み込んで左ストレート。林がかわす。黒川がワンツー。そして林が左を振ったところに左フックを合わせてダウンを奪う。立ち上がった林。黒川は左ミドル。なおも一瞬の踏み込みから右アッパー、左ジャブ、右フックの連打で2つ目のダウンを奪う。立ち上がった林に黒川がラッシュ。最後は左フックで3つ目のダウンを奪い、KO勝ちを収めた。
これで10月の決勝は黒川vs白幡に。 黒川は「どうですか? これがバンタム級です。本当は白幡選手と峯選手の試合と見て比べてもらって、10月までどっちが勝つかとか予想して下さいと言おうと思ったんですが、白幡選手の試合がなくなっちゃったんで、何とも言えないですけど。さっきのエキシビションの動きと僕のこの試合と比べて、どっちが強いのか考えながらでも10月を楽しみにしていてください。10月は僕がベルトを巻くので楽しみにしていてください」とアピール。
この日、同門の先輩である璃明武とエキシビションマッチを行った白幡は「エキシビションとこの試合を比べないでください。自分、エキシビションはそんなに力を出してないんで。10月の決勝戦、メインだと思うんすけど、僕は生まれて初めて母親に親孝行がしたくて、母親が初めてこの会場に来た時に“いつか兄と同じ興行に出て勝つ姿を見たい”と言われたので、前座になるかもしれないんですが、お兄ちゃんも出してもらって、そうしたら2人で白幡兄弟の日にするので、皆さんぜひ。金曜日ですが、いいお酒をお届けできるように頑張るので。必ず王者になります」とアピールした。