少しかわいそうな板挟みキャラで殺し屋デビューの草川拓弥が「ベビわる」で見せる新境地!
──ちさまひが大暴れするアクションがこの作品の最大の見どころですが、草川さんも加わっているとか…? 「はい。練習に入る前に『こんな感じのアクションをやります』という映像をいただいたんですけど、『これ、僕がやるんだ…』ってシビレました。“ベビわる”はアクションをすごく丁寧に撮っているという話は聞いていたのですが、僕のシーンもすごくしっかり撮っていただいて。長時間だったのでハードではありましたが、伊澤さんが率先していろいろ教えてくださいました。アクションは意思の疎通がすごく大事で、1歩間違えたらけがにつながるから注意しようとか。間近で見る伊澤さんのアクションは本当にカッコよかったです」
──ハードな場面も多いですが、コミカルさもこの作品の魅力の一つ。印象的なシーンを挙げるとすると? 「クランクインの日に撮った、冷凍庫のシーン(第1話)です。ロケ場所は大きな冷凍庫で、もちろん、中は冷えてはいないんですけど、スモークを使う演出があったので中が暗くて。そこに閉じ込められている時間が長くて、めちゃくちゃ怖かったです…。でも、『こんな経験ないな』とも思いました。というのは、冷凍庫に入れられた夏目はガチガチに凍っていたじゃないですか。あれ、プロの方に特殊メイクをしてもらったんですよ。初日からすごく面白い経験ができました(笑)」
──ほかに、印象に残っている撮影エピソードがあったら教えてください。 「撮影終盤で静岡にロケに行ったとき、ちさまひとほかのメンバーは、僕より先に撮影が終わったんです。僕は夜まで撮影があったので行けなかったんですけど、みんなで『さわやか』という、静岡で有名な炭火焼きハンバーグのお店に行ったらしくて。次の日に『すごくおいしかったね!』と楽しそうに話をしていたのを聞いてうらやましくなって……。後日、マネジャーさんと一緒に行きました(笑)」
──食べ物といえば、本作には飯テロ的な要素もありますね。草川さんがひかれた劇中料理はありますか? 「お弁当です。炊き込みごはんとかヤングコーンとか、僕の好きなものがたくさん入っていておいしそうだなと。でも、実際に食べられなかったんですよ。いかんせん役が役なので…現場では手を付けられる感じじゃなかったのが残念でした(笑)」