少しかわいそうな板挟みキャラで殺し屋デビューの草川拓弥が「ベビわる」で見せる新境地!
監督・脚本を阪元裕吾氏が手掛け、髙石あかりさん&伊澤彩織さんがダブル主演を務める「ベイビーわるきゅーれ」(通称:ベビわる)シリーズ。これまで2作の映画が制作され、9月27日には最新作第3弾の映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」が公開される人気シリーズのドラマが9月4日よりテレ東ほかで放送中だ。 そんな注目作「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」には新キャラクターも登場し、連続ドラマならではの展開に期待がかかっている。新キャラの1人、殺し屋協会の一大プロジェクトを仕切る夏目敬役の草川拓弥(超特急)さんに、本作の見どころと自身の役柄について聞いた。
──夏目は殺し屋協会の一大プロジェクト「風林火山」を仕切るプロジェクトマネジャー。殺し屋は挑戦してみたい役だったそうですが、どう取り組んでいこうと思いましたか? 「正直、現実味はまったくないですよね(笑)。だから、職業から入るというより、夏目のキャラクターに注目して役を作っていきました。夏目って、ベースに真面目なところがあるので仕事に対して適当じゃないというか、ちゃんと心(しん)が通ってる。どんなに追い詰められた状況でも、自分の信じた道を曲げずに生きている姿はカッコイイなと。僕は夏目のそういう一面は好きなんです。と同時に、『かわいそうだな』とも思いました(笑)。板挟みになる立ち位置にあって、どんどん狂っていく過程が面白くもあって。板挟みって、どんな仕事をしていても、誰にでもあることじゃないですか。だから見ている人も共感できるんじゃないかと思います」
――主人公の杉本ちさと(髙石)&深川まひろ(伊澤)(通称:ちさまひ)と初めて会った時の印象と共演してみての感想を教えてください。 「『本物に会えた!』っていう喜びがまずありました。あのお二人にしか出せないゆるさがあるんだけど、ピリピリと張り詰めているような空気感もある。それを現場で見ることができて興奮しました。“ベビわる”はやっぱり、ちさまひが大黒柱ですからね。ただ、夏目が中心となって話が広がっていく部分もあるので。僕がブレちゃ駄目だなというプレッシャーは感じていました。なので、じっと構えて、遊ばない芝居みたいなものは心掛けていました」