【プロテイン】正しい摂り方・ダメな摂り方・種類…「プロテインの基礎」をプロが解説!
摂り過ぎると腸内環境が悪化する原因に!
しかし、タンパク質を摂り過ぎるのもよくありません。食べ過ぎると腎臓などに負担をかける可能性があります。また、消化しきれないタンパク質がそのまま大腸に到達しておならが出やすくなったり、便が臭くなったりする可能性も。これは腸内環境が乱れているサインで、やせにくくなるばかりか、不健康にもつながります。毎食の食事で少しずつタンパク質を摂り、足りない分は間食のプロテインで補うようにしましょう。
プロテインの種類を改めておさらい!
筋肉づくりにはホエイプロテイン一択! 筋肉の合成に有利なのは牛乳由来のホエイプロテイン。タンパク質含有率が他のプロテインと比べて高く、吸収速度も速いので(約1時間。ソイプロテインは約5~7時間)筋トレと併せて取り入れるのがおすすめです。 ただし、ホエイプロテインは牛乳由来なので、牛乳にアレルギーのある人や、乳製品をたくさん食べたときにお腹をくだしてしまう人は要注意です。乳製品が体に合わない人は、ホエイプロテインコンセントレート(WPC)だとお腹をくだしやすいので、少し価格は高くなりますが、ホエイプロテインアイソレート(WPI)やホエイペプチド(WPH)を選ぶといいでしょう。
ダイエットの強い味方! ソイプロテイン
筋肉をつけるのではなく、タンパク質不足を補う目的ならば、大豆由来のソイプロテインもおすすめです。 プロテインは消化の時間が短いために腹持ちが悪いのですが、ソイプロテインは飲みごたえがあり、より腹持ちするので、ダイエット中の方に向いていると言えるでしょう。
就寝前に! カゼインプロテイン
ホエイと同じく牛乳由来のプロテインですが、不溶性で熱や酸を加えることで凝固しやすくなるという特徴があります。 ソイプロテインより吸収速度が遅く、長時間にわたって血中アミノ酸濃度を維持するため、長く栄養摂取ができない就寝前などに摂るといいとされています。 イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文/山本美和 Edited by 西村 美名子
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