「大谷翔平はMVPの最有力候補。勢いは衰えていない」史上初となる“DHの受賞”を米メディアが示唆「素晴らしいシーズンを過ごしている」
現地7月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平はボストン・レッドソックス戦に「1番・DH」で出場し、5回の第3打席で右中間スタンド最上段に飛び込む30号ソロアーチを放った。飛距離が473フィート(約144.2メートル)という超特大の一発だった。 【動画】大谷翔平が放った144m超特大アーチをチェック! カウント2ー1からの4球目。レッドソックスの先発カッター・クロフォードが投じたカットボールをフルスイングすると、打球速度116.7マイル(約187.8キロ)、打球角度28度で飛んで行った強烈な打球は、右中間スタンドの最上段に飛び込んだ後、バウンドして球場の外に飛び出すほどの超特大アーチだった。 大谷は本塁打30本で、2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)に2本差をつけてトップに立っており、打率は.320のクリスチャン・イェリッチ(ミルウォーキー・ブルワーズ)に次ぐ2位の.315。打点は79のオズーナ、71のアレック・ボームに続く70と、三冠王を狙える打撃成績を残している。 そんななか、米メディア『FanSided』が、「素晴らしいパフォーマンスを見せている選手のひとりが、ドジャースのスーパースター、オオタニだ。レッドソックス戦で473フィートの本塁打を放ち、ナ・リーグの本塁打数でトップに立っている」と大谷の好調ぶりを記事で伝えた。 さらに好調の大谷は、このままの勢いでナ・リーグMVPに輝く可能性に言及。「オールスターブレイクを迎える時点で、オオタニはナ・リーグMVPの最有力候補として目されていた。その勢いは衰えていない」とし、「このままのペースで本塁打を量産すれば、今シーズンは48.6本。四捨五入で49本を打つペースとなっている」と記した。 「今シーズンの打撃成績から判断すれば、オオタニがナ・リーグMVPの最有力候補だ。2023年に右肘の手術を受けながら、史上初めてMVPを受賞するDHになるチャンスがある。いずれにせよ、オオタニは素晴らしいシーズンを過ごしている」 過去にDHでMVPを受賞した選手はいない。守備面での貢献がない点がマイナス要素とも言われているなか、米メディアは圧巻の打撃成績を残す大谷を、MVPの最有力候補と見ている。 構成●THE DIGEST編集部
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