パリで能楽公演、観客を魅了 人間国宝らが伝統芸披露
【パリ共同】パリ日本文化会館で22日、能楽の公演が行われた。狂言「呼声」と半能「嵐山」が上演され、人間国宝で狂言方大蔵流の山本東次郎さんらが日本の伝統芸能を披露。二百数十人の観客を魅了した。 公演は「能・狂言の国、日本への誘い」と題され、観光庁が主催。公益社団法人「能楽協会」が共催した。人間国宝で小鼓方大倉流の大倉源次郎さんや、シテ方観世流の観世銕之丞さんら、そうそうたる顔触れが出演した。 「呼声」は居留守を使ってごまかそうとする家来と主人のやりとりが会場から笑いを誘った。「嵐山」は京都・嵐山の桜にちなんだ演目で、桜の守り神が美しい舞を披露した。23、24日にも行われる。