【日本人の移籍先候補・現状整理】田中碧、菅原、伊藤洋輝…去就が注目される欧州の日本代表勢は?
2023-24シーズンの欧州主要リーグが終了し、今季も各国で多くの日本人が活躍。欧州の大きなトピックが移籍に移る中、複数の日本人選手の去就も不透明となっている。 【評価まとめ】欧州主要リーグ日本人選手の今季を4段階で評価…遠藤、三笘らプレミア組は? 今回、『GOAL』では今夏の去就の行方が注目される日本代表(U-23含む)勢の現時点での現状を整理し、紹介する。
DF菅原由勢(AZ)
公式戦42試合出場、4ゴール9アシスト 23歳ながらAZ不動の右サイドバックの地位を確立し、日本代表でもファーストチョイスの候補として飛躍し続ける菅原。今季もクラブチームで公式戦42試合に出場し、4位フィニッシュでヨーロッパリーグ(EL)出場権を手にしたチームに貢献した。 ドイツ『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルフ記者は菅原について、「今夏にアルクマールを離れる可能性があり、これからの数カ月で注目される選手だ!今夏の移籍の可能性が非常に高い。移籍金は600万ユーロ程度だろう。すでに多くのクラブから問い合わせも。エヴァートンやブライトン、インテル、ヴォルフスブルクの補強リストにいると考えられている」と報道。さらに直近では今季EL王者のアタランタからの関心も伝えられており、引く手あまたの存在となっている。
DF伊藤洋輝(シュトゥットガルト)
公式戦29試合出場、2アシスト 今季はバイエルンを上回る、2位と躍進したシュトゥットガルトの中で主力選手として活躍した伊藤洋輝。ケガやアジアカップ招集で8試合を欠場したが、それ以外はすべての試合に出場。サイドバックとしてだけではなく、センターバックとしての起用にも応え、セバスティアン・ヘーネス監督も「非常に興味深くクオリティの高いプレーヤーで、我々のために素晴らしく役割を果たしてきた」と大きな信頼を寄せる。 ドイツ誌『キッカー』のシーズンを通じた平均採点は「2.94(※ドイツでは1が最高)」で、DFとしてはブンデスリーガ全体で6位にランクイン。「予想以上の結果が得られた」と振り返る伊藤にはレヴァークーゼンやミランといった国内外の強豪クラブが興味を寄せる。シュトゥットガルトも決して豊かな財政状況とは言えず、伊藤の売却に前向きであると現地メディアは報道。3000万ユーロとされる契約解除条項が伝えられる中、今夏市場を賑わす選手の一人となるかもしれない。